TCLの4K Mini LED液晶テレビ「C7K」はワンルーム/リビング/ホームシアターまで大活躍モデル
国内テレビ市場において、その人気を着実に高めているTCL。そんな同社が2025年に送り出す4Kテレビのラインナップのなかで、ひときわ強い輝きを放つモデルが4K Mini LED液晶テレビ “C7Kシリーズ” だ。
C7Kシリーズは、3,000nitsの輝度やハイエンドクラスから継承した画質スペックを備えながら、戦略的な価格設定を実現したことで、オーディオ・ビジュアルファンから “ハイコストパフォーマンスモデル” として大きな注目を集めている。
テレビ選びという観点で捉えると、C7Kシリーズの魅力は、その画質や価格だけにとどまらない。55型から最大98型までを揃えた幅広いサイズラインナップも特筆すべき点だ。
55型は、ワンルームや書斎といったパーソナルな空間で映像の世界に没入するのに適しているサイズ感。65/75/85型はやはりリビングルームに向いており、パートナーと共に過ごす空間から家族が集まるリビングの中心で、映画やドラマ、ゲームを大画面で楽しむ用途にピッタリだ。
シリーズ最大となる98型は、もはや本格的なホームシアターにも相応しいモデルであり、圧巻の映像体験を約束してくれる 。C7Kシリーズのある生活を、幅広いシーンで実現してくれるバリエーションの豊かさは、トップブランドの成せる技と言ってもいいだろう。
そして、TCLが世界的なトップブランドである証が、オリンピック/パラリンピックのワールドワイドパートナーであること。多数ラインナップがあるなか、C7Kシリーズはスポーツ観戦との親和性が高く、卓越した映像表現力でアスリートたちの躍動を余すことなく描き出してくれる。
本稿では、そんなC7Kシリーズが秘めるトップブランドならではの画質/音質をチェックしていく。
コントラスト性能を劇的に向上させる「CrystGlow HVAパネル」搭載など自社開発の強みを発揮
C7Kシリーズの最大の特徴が、自社グループ内でパネルの開発/製造までを手掛ける体制によって開発される先進技術の数々を搭載していることだ。従来のVAパネルよりもさらにコントラスト性能を高め、高速応答性も向上させた「CrystGlow HVAパネル」を採用。
Mini LEDバックライトは2,000個以上の分割数を実現する「プレサイスローカルディミング」を導入し、広色域を成し得る「量子ドット技術」も装備。そして光のにじみを抑える「TCL全領域ハロー制御テクノロジー」、AIで最適な映像処理を施す「AiPQ Pro プロセッサー」、Dolby Vision/HDR10+/IMAX EnhancedのHDRフォーマットをフォローするなど、画質の完成度を高めている。
サウンド面では、世界的なプレミアム・Hi-Fiオーディオブランド「BANG & OLUFSEN」と共同開発によるサウンドシステムを内蔵しており、Dolby Atmosなどの立体音響もカバー。OSにはGoogle TVを採用し、多彩なネット動画も快適に楽しめるほか、144Hz VRR対応などゲーミング機能も万全だ。
スポーツ中継では走る選手の動くもくっきり、ダイナミックで臨場感ある映像表現
65型「65C7K」で画質/音質をチェックしてみる。地デジのニュース番組を視聴すると、まず圧倒されるのは画面輝度の高さ。映像モード「インテリジェント」で輝度調整が有効の状態でも、画面全体の輝度感が抜群だ。
「AiPQ Pro プロセッサー」はナチュラル志向のアップスケーリングとともに、テロップの色彩を広色域の表現とビビッドな色彩で、映える画質を演出する。画面が明る過ぎと感じたなら輝度調整も可能なほか、「標準」モードを基本としてお好みの明るさに調整してみても良いだろう。
C7Kシリーズと予想以上の相性の良さを感じた映像コンテンツがスポーツ中継だ。陸上中継を視聴してみると、パネルの高速駆動もありトラックを走る選手の動きもくっきりと表現。スタジアムのトラックや芝生の緑、ユニフォームの色彩が鮮烈に目に飛び込んでくる。ダイナミックで臨場感ある映像表現は、TCLがオリンピックのパートナーであることに頷ける相性の良さだ。
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