画質、逆光や夜間での対応力などをチェック

デジタルルームミラーとドラレコが合体、ケンウッド『ミラレコ』を試す。その大きなメリットとは?

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会田 肇

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2021年09月27日
■流行の「デジタルルームミラー」にドライブレコーダー機能が! ケンウッド『ミラレコ』を試す

『ミラレコ』本体を取り付けた状態。幅293mmという超ワイドさを持ちながら圧迫感はほとんど感じない

最近、自動車の装備として流行の兆しを見せているのが「デジタルルームミラー」だ。従来の鏡面式ミラーを液晶ディスプレイに置き換えたもので、2016年にカメラモニタリングシステムに関する法改正が施行されて以降、純正やアフターマーケットを問わず、対応製品が相次いで登場し始めている。

そうした中、これまで数多くのドライブレコーダー(以下:ドラレコ)を登場させているケンウッドが、このデジタルルームミラーにドラレコを加えた新スタイルの “ミラレコ” 「DRV-EM4700」を発表。この7月より発売を開始した。オープン価格で、実売予想価格は税込61,000円前後だ。

カメラ部のスライドは手で引き出す。カメラ部は上下左右にアングルを変えることができる

『ミラレコ』に付属のバックカメラをリアウインドウに取り付けた。アングルはマウント側で上下方向に変えられる

ミラレコはその愛称からも推察できるように、「デジタルルームミラー」と「ドラレコ」の2つの機能を一体化した製品だ。本体は表側に静電タッチパネル式の液晶ディスプレイを組み込んだデジタルルームミラーとし、その背面にはフロントカメラを内蔵。これにバックカメラを組み合わせ、デジタルルームミラーとしての機能を発揮しながら、同時にドラレコとしての機能も併せ持つ。なかでも見逃せないのが、ミラレコとしてこだわり抜いたスペックだ。

『ミラレコ』本体を既存のルームミラーに取り付け、カメラを右側にスライドさせた状態。固定には付属のバンドを使う

ミラレコに採用されたディスプレイは広い視野角を特徴とするIPSパネルとなっている。そのため、12型の超ワイドなディスプレイ部であるにもかかわらず、どの方向から見ても液晶ディスプレイにありがちな反転現象がほとんど発生しない。それ故、ドライバーが代わってもミラーの角度の調整は一切不要。入力される映像信号もフルハイビジョンに相当する1,920×1,080(動画最大約207万画素)で、ディスプレイ上ではフルハイビジョン映像の天地をトリミングして表示するが、表示範囲はディスプレイの右端を上下にスライドさせることで、タテ方向で自由に変えることができる。映像も鮮明そのものだ。

GPSアンテナによって録画データに位置情報を埋め込むことができる。正確な時刻補正にも役立つ

ミラレコで注目すべきが、本体に取り付けられたカメラ位置だ。実はデジタルルームミラー機能付きドラレコは海外製が大半で、そんな事情もあってカメラは進行方向に対して左側にセットされている。しかし、その状態では右ハンドルが多い日本だと、ドライバー目線とは違った角度で映像を捉えることになる。そこでミラレコでは日本の事情に合わせてカメラ位置を右側とし、しかも右側へのスライド機構も加えた。これによりドライバー視線に近い映像が捉えられるようにしたのだ。

各種設定のメニュー画面は「メインメニュー」「録画」「システム」の3ページがある

■記録映像の画質は? 逆光や夜間での対応力は?

操作系で特筆すべきは「音声コマンド」機能の搭載だ。たとえば、動画として保存したいシーンに出会ったときは「イベント録画開始」と発話すればいいし、静止画撮影では「写真を撮ります」、表示切替は「フロントカメラ」と発話すれば前方カメラの映像に切り替わる(リア/前後同時表示の切り替えも可)。これはハンドルから手を離さず操作できるわけで、先進的だし、何より安全面でも大きな効果を発揮するのは間違いない。

ミラレコが持つ大きなメリットとは?

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