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【PR】「想像以上の良質、かつ音楽性豊かなサウンド」

AVIOTの新旗艦完全ワイヤレスはどう進化した? “ピヤホン”「TE-BD21j-pnk」とノーマルモデルの実力を徹底チェック!

公開日 2021/03/15 09:37 野村ケンジ
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ひとことで表すならば、メリハリの良さと聴き心地のよさを併せ持つ、絶妙なバランスに整えられた製品。開発のキーポイントである歪みの低減が確かに感じられ、良質な、情報量の多いリアルなサウンドを楽しむことができる。

帯域バランスはやや低域が量感多めだが、それでも一般的な完全ワイヤレスイヤホンに比べるとフラットなバランスといえる。音色的には低域はやわらかく心地よい響きを持ち、中域はリアル志向、高域はやや鮮度感が高め、といったイメージだろうか。結果として、どんなジャンルの楽曲でもそつなくこなすオールラウンダーなキャラクターになっている。

強いて挙げるとすれば、女性ヴォーカルとアコースティック楽器が得意。サラ・オレインは普段よりちょっとだけやわらかく甘い、心地よい歌声だし、坂本真綾もやわらかい丁寧な口調の歌声を披露してくれる。

女性ヴォーカルの特徴チェック(と位相チェックも兼ねて)に多用している「五等分の気持ち」も、花澤香菜がやや擦過音強めな以外はほぼ完璧。この曲、5人それぞれの声が特徴的であるため、意外と再生が難しいのでここまで難なく再生してくれる製品は珍しい。いっぽう、弦楽器はチェロもヴァイオリンも音の厚みと響きの良さが特徴で、しっかりとした存在感を示す。ピアノは普段よりタッチのやわらかい、軽快な演奏を楽しませてくれる。

■ピエール中野コラボモデルは「ダイレクト感の高いソリッドなサウンドにシフト」

いっぽう、ピエール中野コラボモデル「TE-BD21j-pnk」のサウンドはというと、解像感や歪み感の少なさなど基礎体力面ではノーマルモデルと同一であるものの、低域を強めつつフォーカス感を向上させ、かつ高域にほんの少し煌びやかさが加わった、ダイレクト感の高いソリッドなサウンドにシフト。おかげで、Jポップやハードロックなどと相性のよいサウンドとなっている。

ピエール中野氏が0.1dBオーダーでチューニングを徹底

特徴的なのは女性ヴォーカルの表現で、サラ・オレインは心地よい美音系だった「TE-BD21j」に対し、凜とした強さを持つ歌声と、空気感までしっかりと伝わってくるディテール表現によって、まるでライブ会場にいるかのような臨場感を感じる。

キャリングケースも特別デザイン

女性ヴォーカルのなかでも抜群の相性を見せてくれたのがMYTH & ROIDだ。「TIT FOR TAT」は、力強いKIHOWの歌声と分厚いギターが塊となって鼓膜に叩きつけてくる、グルーブ感最高のサウンドを堪能することができる。

また、「TE-BD21j-pnk」はJロック系男性ヴォーカルとの相性も良く、「凛として時雨」はもちろんのこと、米津玄師のアルバム「BOOTLEG」なども楽しく聴くことができる。

このように「TE-BD21j」「TE-BD21j-pnk」は、想像以上の良質、かつ音楽性豊かなサウンドを楽しませてくれる魅力的な製品といえる。使い勝手の良さも含めて、大いにオススメしたい。

(協力:プレシードジャパン株式会社)

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