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【特別企画】

これぞ8K時代のAVアンプの先駆け。デノン「AVC-X6700H」「AVR-X4700H」レビュー

2020/08/27 大橋 伸太郎
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ザ・ワールド・ファースト。デノンが自社のAVアンプに課す使命である。意味するところは、最新の音声と映像のフォーマットにいち早く対応しエンドユーザーに届けること。アナログからデジタル、そしてロスレスへの映像音響の進化を家庭の再生機器に結実させ、ホームシアターへの融合を先導したのがデノンであった。

「AVC-X6700H」(330,000円/税抜)

「AVR-X4700H」(180,000円/税抜)

ことに2014年のオブジェクトオーディオの導入では、実用化にあたってドルビーアトモスのデコードプログラムを実装した再生機器をサンフランシスコのドルビーラボラトリーズに納入、オブジェクトオーディオへ飛躍の大きな力となった経緯は広く知られている。

「最新規格へのいち早い対応」はデノンが常に掲げ続けるテーマの一つだ

オーディオ/ビジュアルのデジタルフォーマットの休みない進化に寄り添うために、毎年たゆみなく製品を送り出してきたデノンだが、2019年は、エントリーモデルの1000/2000番台はそれぞれ「AVR-X1600H」「AVR-X2600H」に発展したが、プレミアムモデルにあたる4000/6000/8000番台の変更がなかった。

理由のひとつは、8K映像のインターフェースに不可欠なHDMI2.1、MPEG-4 AAC音声といった新しいフォーマットの規格詳細が未確定な過渡期にあったためだ。オーディオビジュアルの最前線を表現してこそデノンのプレミアムモデルである。

2020年に入り、HDMI2.1対応ケーブルの認証プログラムがスタート。テレビメーカー各社が8K対応モデルを発売し、8Kに対応する新世代ゲーム機(PS5、Xbox Series X)が冬の発売を待つなど、環境も準備も整った。そこで、次世代コンテンツに必須の機能を網羅した「AVC-X6700H」「AVR-X4700H」が2年越しに満を持して発売された。

HDMI2.1時代の映像/音声フォーマットをフォローしつつ、音質にも磨きをかける

「AVC-X6700H」は11chアナログディスクリート構成パワーアンプ一体型で最大13.2chまでのプロセッシングに対応。「AVR-X4700H」は9chパワーアンプ一体型で最大11.2chまでのプロセッシング、Auro3Dではトップサラウンドを含む10.1再生まで対応する。

AVC-X6700H(左)は11ch分のパワーアンプを内蔵し、最大13.2chまで拡張可能。AVR-X4700H(右)は9ch分のパワーアンプを内蔵し、11.2chまで拡張可能

両機の位置付けを一言で表現すれば、HDMI2.1時代の映像と音のプラットホームである。現時点で認証は出ていないが、2機種共HDMI2.1の要件をほぼ満たしている。

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