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4万円から始めるアナログレコード生活! プロが選んだオススメシステム3選

公開日 2020/03/30 06:30 生形三郎
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(2) レコード再生のお作法

レコードの再生を楽しむ上では、プレーヤーのセッティングが重要となります。しかしながら、今回ご紹介するオールインワンプレーヤーは、説明書通りにセッティングするだけで、すぐに最適な音で再生ができるので安心して下さい。

気をつけるポイントがあるとすれば、なるべく水平な場所にアナログプレーヤーを置く、ということ。それから、レコード再生は針先が起こす細かい振動を直接読み取るので、外部からの振動がプレーヤーに伝わらないよう、なるべくしっかりとした台の上や場所に置いてあげることです。

なお、レコードの溝を針先が直接読み取りますので、レコードが傷ついたり汚れたりしないよう、取り扱いはていねいに行うようにしましょう。特に、針先の上げ下げ時は注意が必要です。

(3) レコード入門にオススメしたい3つのプラン
*以下、価格はすべて税込
*価格は、表記順に製品発表時の価格と2020年3月現在の実勢価格の2つを記載


入門プラン1:お手軽プラン(実勢価格 合計34,550円前後)
●アナログプレーヤー:オーディオテクニカ「AT-LP60X」¥14,000前後、¥12,550前後
●アクティブスピーカー:フォステクス「PM0.1e」 ¥8,635前後/ペア、¥7,700前後/ペア
●サブウーファー:フォステクス「PM-SUBmini2」¥18,590前後、¥14,300前後

もっとも手軽に始めたい方にオススメしたいのがこのプランです。このオーディオテクニカの「AT-LP60X」は “フルオートプレーヤー” といって、レコードをセットしたら、あとはボタンを押すだけでレコード再生が始まり、再生が終わった後は自動でストップしてトーンアームが元の位置に戻ってくれます。実は、筆者が中学生の時に初めて自分で購入したプレーヤーも、オーディオテクニカのフルオートモデルでした。

オーディオテクニカ「AT-LP60X」

そして、フォステクスのアクティブスピーカーは、サブウーファーを組み合わせることで、コンパクトながらもレコードに記録された低い音までしっかりと再生して楽しむことができます。レコードだけで無く、パソコン用のスピーカーとしてもピッタリ活用できます。

フォステクス「PM0.1e」

フォステクス「PM-SUBmini2」

入門プラン2:コンパクトプラン(実勢価格 合計68,600円前後)
●アナログプレーヤー:ハウスオブマーリー「STIR IT UP TURNTABLE」¥24,970、¥23,000前後
●スピーカー:モニターオーディオ「Monitor 50」¥36,300/ペア、¥31,000前後/ペア
●アンプ:フォステクス「AP20d」¥17,820、¥14,600前後

カジュアルな外観、でも音はしっかりと楽しみたい方にオススメしたいのがこのプランです。木目調のデザインがおしゃれなハウスオブマーリーのプレーヤー「STIR IT UP TURNTABLE」に、キューブ上のキュートなルックスのモニターオーディオ製スピーカー「Monitor 50WN」を組み合わせます。

ハウスオブマーリー「STIR IT UP TURNTABLE」

フォステクスのアンプ「AP20d」は驚くほど小型ですが、そのサウンドは実に本格的で、スピーカーを充分に駆動します。これらの組み合わせも、比較的コンパクトに収めることが魅力と言えるでしょう。なお、ハウスオブマーリーのプレーヤーは、パソコンと繋ぐことでレコードの音源をデジタル化することもできます。

モニターオーディオ「Monitor 50」

フォステクス「AP20d」

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