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“ストラーダ史上最上級”の画質はホンモノ? 10V型の大画面カーナビ「CN-F1X10BD」レビュー

会田 肇

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2019年11月04日
タテ100mm×ヨコ180mmの2DINサイズのスペースしかないクルマでも、ビッグなサイズの10V型ディスプレイを備えたカーナビが取り付けられる! そんなあり得ないことを現実のものとしたカーナビがパナソニック「ストラーダ・Fシリーズ」の最新モデルだ。

ラインナップは10V型モデルが「CN-F1X10BD」「CN-F1X10D」の2機種、従来と同じ9V型モデル「CN-F1D9D」の1機種が登場。いずれも11月上旬より発売される。今回は最上位のCN-F1X10BDをレビューしたい。


独自機構で10インチの大画面を実現

Fシリーズ最大の特徴は、多くのクルマが採用する2DINサイズでは物理的に不可能とされていた、7型以上の画面サイズを採用していることだ。その秘密はフローティング構造と呼ばれる独自の機構にある。

カーナビ本体よりもディスプレイ部分だけを浮かせることで2DINサイズを上回るビッグなディスプレイを組み合わせられるようにしたのだ。その名も「DYNABIGスイングディスプレイ」。この採用により、専用キットを用意しなくても大画面カーナビを取り付けられる環境を実現。その甲斐あって、実に400車種以上という多くのクルマに大画面カーナビの世界をもたらすこととなったのだ。

状況に応じて運転席や助手席などに向けて、見やすい角度に画面を調整できる

そして今回、「Fシリーズ」は画面サイズを10V型にまで拡大。それでいてディスプレイ周囲のベゼル部分は狭額縁化することで、外形寸法をほぼ従来機並みとした。つまり、10V型の大画面カーナビを従来機と同じクルマにそのまま取り付けても、クルマの操作系に影響を与えることはない。ここに今回登場したFシリーズならではの魅力がある。

従来機とほぼ同じ外形寸法で画面を大型化

一方で、画面の大型化は本来なら重量増の要因となり、これはフローティング構造を採用する本機にとってディスプレイのブレを増加させる可能性もあった。ところが、ベゼルの狭額縁化や外装フレームに質感を高めるマグネシウム合金を採用するなどで、ディスプレイ部の重量は9V型モデルとほぼ同じに抑え込むことに成功。これによってブレの発生を従来と同じレベルにまでとどめているのだ。

狭額縁化などの工夫で大画面ながら質量やブレを抑えた

“ストラーダ史上最上級の高画質” の実力はホンモノ

視聴してみると10V型画面のビッグなサイズに圧倒される。ディスプレイの基本性能として、高精細な「HDブリリアントブラックビジョン」を採用しながら、表示解像度は従来比2.4倍に向上。高輝度広視野角のIPS液晶を採用し、ディスプレイ表面の低反射(AGAR)フィルムや空気層をなくしたエアレス構造を組み合わせることで「見やすくキレイな大画面」へと進化させている。加えて上下左右にアングルが変えられることでディスプレイを直視できる環境をもたらした。

パナソニックでは “ストラーダ史上最上級の高画質” を謳うが、その実力は紛れもなくホンモノと表現していいレベルのものだった。特に黒の沈み込みが素晴らしく、クッキリとした鮮明な映像が楽しめる。エアレス構造による効果が見事に発揮されたと言っていいだろう。

ブルーレイをHD画質で楽しめる

狭額縁化に伴い、ハードキーの形状を変更して独立したボタンにすることで操作性を向上させている。その感触は上々で、手探りでボタンを探してもすぐに違いが分かる。反応の良いタッチパネル機能を合わせ、気持ちが良いほどにスムーズに操作できたのが印象的だった。

ルート案内の充実などナビとして使いやすい

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