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低い位置に対応し用途も拡張したハイCP版

アナログ周りで効果を体感!フルテック「NCF Booster-Signal-L」自宅導入レポート

公開日 2019/08/24 07:00 角田郁雄
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3モデルともに自宅システムへ導入した
ケーブルと端子周りの支持のほかインシュレーターにも
ちなみに私はこの3モデルの愛用者で、NCF Booster-Signalを応用し、自己責任で、電源別筐体のプリアンプの本体とコネクターを支えることを考えた。インシュレーター的に使っても効果が高かったからである。したがって本製品が、インシュレーターとしても使えることを本当に喜んでいる。また、NCF自体にも魅力を感じている。


角田氏は、愛用する電源別筐体のプリアンプ本体とコネクター部を支えて、電源ユニットから本体を浮かせる使い方も導入している
このNCFは、イオン化する特性の強い鉱物をナノ粒子化し、樹脂とハイブリッドした特殊素材で、制振効果と静電気除去効果があるという。全くの新素材で、コネクターやケーブルの支えとなるクレイドルフラットの形状も興味深い。もっと強固でフラットにすれば良いと私は思うのだが、実は軽く厚みがあり内部は中空になっている。下部は、中央付近にかけて膨らみがある。私はこの形状についてメーカー担当者に質問したが、外部も内部もNCF素材の効果が発揮できる最適な形状とし、特に内部は試作を重ねて最適な構造としたという。したがって製造も結構手間がかかっているそうである。まさに納得できる内容で、数を増やしやすい価格設定にも好感を持っている。


【NCF Booster-Signal-Lの仕様】
●クレイドル:フラットタイプ●高さ設定:基本(一番低い位置での高さ)23.8mm、延長81.4mm(オプションでさらに追加可能)●ベースユニット外部サイズ:89.8×66.0mm●外部サイズ:46W×112L×23.8Hmm●質量:基本約130.5g、延長約177.5g●付属品:エクステンションシャフトバー×2本、固定リング×2本、特殊PU滑り止め透明マット×4個●取り扱い:フルテック(株)



NCF Boosterシリーズのオプション。追加組み合わせをすることで、複合的な使いこなしが可能となる
【NCF Boosterシリーズの多彩なオプション】

(1)「TopClamp」(13,800円・税抜)。NCFBooster-Signalに追加し強化可能。ステンレスパウダーを基本材料とし、複数の特殊制振金属パウダーを調合、ナイロン樹脂と複合させ、質量は約295g
(2)「Cradle-Flat」(12,000円・税抜)。NCF Booster-Signalのケーブルホルダー部の単売品(固定リング2個付属)。追加で自在&複合的な応用ができる
(3)「Extension Shaft Bar」(3,000円/10本セット・税抜)。1本あたりの高さ59.5mm、手でねじ込むだけで連結可能
(4)「Shaft Bar Adjuster」(3,800円/2個・税抜)。クレイドル部の高さを微調整、最適化する中継具

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