能動的360度撮影のススメ

「360度撮影って面白いの?」 半信半疑で「Insta360 ONE」を使ったら世界が変わった

秋山 真

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2018年06月04日
読者の皆様は360度カメラって興味あります? 2013年にRICOHが「THETA」を発売したのを嚆矢に、昨今では新しいモノ好きの友人たちがSNSで360度写真をアップしているのをよく見かけるほど、もう当たり前の技術になっている感がある。

しかし私自身は360度撮影にイマイチ消極的だった。だって、自分の身の回りの一体何を360度で撮れば良いのか、まったく思い付かなかったし、巷にアップされている360度撮影も、そのほとんどがグリグリ画像を動かしたところで、どこかに驚くようなものが写っているわけでもなく、「で?」で終わってしまうものがほとんどだったからだ。だから今回、K編集長から「360度カメラ」というお題をもらった時、正直困った。

しかしK編集長いわく、昨年秋に発売され、この春にメジャーアップデート(関連ニュース)が行われた中国Shenzhen Arashi Vision社の「Insta360 ONE」はちょっと(いや、かなり)違うらしい。

「Insta360 ONE」

まず「FlowState」という手ブレ補正機能が追加された。しかもメーカーは“スマホ用ジンバルを上回る性能”と謳っているようだ。これは筆者も前々回の取材(関連記事)で「OSMO Mobile 2」の威力を体験しているだけに興味深い。さらに「SmartTrack」という、こちらもOSMO Mobile 2にあったトラッキング機能が追加された。

手に持ったところ

しかしながら360度カメラを一度も触ったことがない筆者にとっては、これらの機能が実際にどのように動作するのかサッパリ分からない。そうこうしているうちにInsta360と別売りの専用自撮り棒が届いてしまい、結局、何をどう撮れば良いのか分からないまま、「海と山があれば何とかなるかも!?」とノープランのまま、初夏の江ノ島に向けてクルマを走らせていた。

江ノ島で “ブラタモリ”

撮影に同行してくれたのは、編集部の二次元担当(?)こと押野くん。ところが彼、現地に着くなり、やたら江ノ島に詳しいのだ。なんでもプライベートで何度も遊びに来ているのだとか。そんな馬鹿な!二次元の世界の住人だと思っていたのに!そう言われてみると今日のファッションも爽やか過ぎるぞ!

そんな押野くんの案内で、まずは島の入り口から弁財天仲見世通りを歩いて、江島神社まで行ってみることにした。平日だったので観光客もそれほどいなかったが、それでも自撮り棒を前後左右に振り回すわけにもいかないので、試しに棒を最も伸ばした状態で頭上から360度撮影してみる。その映像がコチラだ。


「お〜!これアレじゃん! ブラタモリじゃん!」。撮った映像をiPhoneで確認し、思わず2人で声を上げてしまった。そして、ブラタモリと違って360度グリグリ動かせるのだ。特に自分の後方に広がっていた景色などは、撮影後に初めて見られる世界である。きっと今話題の「Oculus Go」といったVRヘッドセットで観れば、まるで空中浮遊をしているような感覚が得られるだろう(Oculus Goのレビュー)。残念ながら30秒でVR酔いする筆者は無理だが、最近VRにハマっているという方にはぜひトライしていただきたい。

撮影風景。専用自撮り棒は、録画した映像上からは消えるようになっている

Insta360 ONEの “真髄” は専用アプリにあり

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