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iFi audioテクニカルノート「xDSD ― プレミアム、ポケットに入るポータブル性、完璧」

公開日 2018/04/25 23:16 iFi audio(翻訳:生塩昭彦)
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バランス型IEM用にS-Balancedを最適化


弊社の独自の仕様であるS-Balanced Technologyが、シングルエンド・ヘッドホンとバランス・ヘッドホンの両方から、最高のパフォーマンスを引き出します。

- TRRSコネクターをご使用の場合のメリットは、フル・デュアル・モノが可能な点です。アンプまで各グラウンドが分離された形で、オーディオファイルのハイファイ・システムに似ています。


- TRSコネクターをご使用の場合は、各グラウンドのフル分離は失われますが、グラウンドに2つの接点を設けることで、標準的なシングル接点ソケットに比べて、クロストークが50%減少します。


S-Balanced仕様によって、各チャンネルのアンプのスター・グラウンドまでの全経路にわたって、チャンネルごとの専用の「−」ワイヤーが、チャンネル間にクロストークが生じないことを確保します。

TRRSではなく、TRSコネクターを備えたアンバランス・ヘッドホンを接続しても何の問題もありません。実際、通常のTRSソケットを使用した場合に比べて、クロストークが50%カットされるので、良い点しかないのです。

バランス接続の利点を備えながら、マイナス面はまったくないということです。

xDSDを家庭のシステムに接続したい方のために、xDSDはラインアウト・モードに設定することができます。3.5mmヘッドホン・ジャックを、固定2V出力の3.5mmライン出力端子に変換することができるのです。言うまでもありませんが、xDSDは電源を切る前の最後の設定を記憶しているので、再度電源を入れた時には、そのまま最後の設定からスタートすることができます。

新規導入の「サイバードライブ」ヘッドホン・アンプ・ステージ


「サイバードライブ」ヘッドホン・アンプ・ステージは、xDSDの枢軸となる新回路デザインのひとつです。この新デザインは、フル・アナログ・システムの全てのパラメーターをデジタル制御下に置き、「デジタルとアナログ両世界の最良のシナリオ」を生み出します。

鍵となるコンポーネントは:

(1)デジタル制御されたステップ式アッテネーターIC
(2)iFi独自のオペ・アンプ(W990VSTと、ハイパフォーマンス&低ノイズのクワッドJ-FET OV4727A)
(3)デュアル・モノ・パワー・アンプICヘッドホン・ドライバー

xDSDは、iFiの既存のヘッドホン・プラットフォームを利用していますが、その回路は数段向上しています。パフォーマンスが向上し、ノイズも歪みも低減し、XBass+モジュールと3D+Matrixモジュールは電子スイッチ式になっているのです。


「サイバードライブ」ヘッドホン・アンプは、3.6Vまでの出力を供給することができるので、高インピーダンスのヘッドホンを易々と駆動しながら、しかも低ノイズのパフォーマンスを生み出すことができます。micro iDSD Black Labelの高感度ヘッドホン、IEM、CIEM用の「Eco」モードに匹敵するものでありながら、何もスイッチで切り替える必要がないのです! ボリューム・コントロールを調節するだけで、あとは「サイバードライブ」回路が全てをやってくれます。

ゼンハイザーのHD800S、フォーカルUtopia − どんなヘッドホンを使っていても、冷や汗をかくことはありません。xDSDは、鼓膜が剥がれるレベルまで(お薦めできませんが)それらを駆動することができるのです。もっとも駆動の難しいHE-6に迫るような、どのようなヘッドホンでも、ただ接続するだけでOKです。

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