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新生活をワイヤレスで快適に

通勤・通学のBluetoothデビューに! 手頃な価格のオーディオテクニカ最新ヘッドホン・イヤホンを聴く

2018/04/17 折原一也
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また、ワイヤレスイヤホンでは音声の遅延も気になりやすいポイントだが、Netflixで日本のドラマを視聴してみても映像と音声のズレはほとんど気にならないし、ゲームも厳密なタイミングが要求されるタイトルでなければ気にならない水準となっていると感じた。

■最大40時間再生のワイヤレスヘッドホン「ATH-S200BT」

音楽リスニング用にヘッドホンを考えている人もいるだろう。オーディオテクニカのBluetoothヘッドホンで入門モデルにあたるのが「ATH-S200BT」だ。オーバーヘッドのデザインで音漏れのしにくい密閉型を採用、ドライバーは40mm径を搭載する。イヤーカップの部分を内側に回転させられるスイーベル構造で、バッグに入れて持ち歩きやすい携帯性も確保している。

スイーベル機構でバッグの中でも場所を取らない

スペック上のポイントは約40時間の長時間ワイヤレスリスニングの性能だ。本体カラーはブラック、ホワイトの他にブラックレッド、ブルーグレーの全4色を展開。シンプルなモノトーンだけではなく、ツートーンのデザインも用意されている。

ATH-S200BTのカラーバリエーションは4色。モノトーンだけでなくツートーンモデルも存在

ワイヤレス規格はBluetooth Ver.4.1準拠でSBCコーデック対応、SCMS-T方式にも対応というあたりはATH-CK200BTと同様だ。

ATH-S200BTとスマートフォンをペアリングしてセットアップする流れは、ATH-CK200BTと同等、むしろそれ以上に簡単。本体の電源をオンにすると自動でペアリングモードになるので、設定画面からBluetoothを完了するのみだ。

音楽再生の操作部は電源スイッチと共に左側ハウジングにまとめられ、3ボタンで再生/停止/通話と、曲送り/曲戻し、ボリューム調整を兼ねるタイプ。ヘッドホンという形状もあり、一度覚えれば左のハウジングのボタンも手探りで基本操作はこなせるはずだ。

操作ボタンは左側にまとめられている

ヘッドバンドは金属で補強し耐久性も確保している

実際にATH-S200BTで音源を聴き込んでみると、RADWIMPSの「前前前世(movie ver.)」ではヘッドホンらしい余裕あるパワフルなサウンドが味わえる。特にエレキギターが鳴り響く空間のスケールが広く、低音の沈み込みもディープ。帯域バランスとしては人の声にフォーカスするより、音源の情報全体を引き出すタイプと言える。「アナザー・デイ・オブ・サン」も包み込まれるようなライブ感を引き出すし、ウッドベースの刻みも心地良い。



ATH-CK200BTはBluetoothイヤホンのエントリーモデルとしての完成度の高さから、ATH-S200BTは通勤・通学の電車で利用した際に得られる抜群の音楽への没入感から、最初に選ぶワイヤレスイヤホン/ヘッドホンとしておすすめだ。デザインの多さやサイズ感を優先するならATH-CK200BT、イヤホンとはひと味違ったリスニングスタイルと最大40時間のバッテリーに魅力を感じるならATH-S200BTで、新生活シーズンを過ごしてみてはどうだろうか。

(折原 一也)

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