[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第199回】 “超個人的” ランキング史上初の二冠!「ポタフェス2017 冬」を独断で評価

高橋 敦

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2017年12月22日
編集部レポ(はこちら)とは別枠で、筆者の個人的な視点からポータブルオーディオ系イベントで見かけた注目アイテムを何となくランキング…っぽく紹介していく、いつものアレ。今回はもちろん「ポタフェス2017」編だ。それでは早速、第5位から発表!

【第5位】finalのクラウドで君のイヤホンをMake!

finalのブースには、先日に発表されたクラウドファンディングプロジェクト「Make」のサンプルが展示されていた。

手前のマットブラックから奥へ順にMake3/Make2/Make1

Make1はBA型3基(低域2基+高域1基)


Make2はハイブリッド型

Make3はダイナミック型

Make1は音の出口であるノズル部分の2箇所、加えてMake2/3はダイナミック型ドライバー背面の1箇所に「ユーザー自身が交換可能」なフィルターを設置。付属するフィルターの組み合わせによって、Make1は77通り、Make2/3では847通り(!)のチューニングが可能というモデルだ。フィルター交換は筐体2箇所のネジを外し、筐体を開けて行う。

「847通りのチューニングが可能」というのは、誰にとっても便利な機能というわけではない。音楽を手軽に良い音で楽しみたいという方にとっては、「ノズル交換3種類」程度の明快な選択肢の方が分かりやすくて扱いやすいだろう。

しかしイヤホン自体を趣味として楽しむとなると、手間暇かけることもまた趣味の一部となる。847通りもあれば、かなり長らく試行錯誤できてしまうはずだ。そのベースが「E2000/E3000で高い評価を得たfinalのダイナミック型」「finalとしては初のハイブリッドや3BAドライバー」となれば、安心や期待もさらに高まる。

というわけで、現在絶賛クラウドファンディング展開中だ。興味を持たれた方はチェックしてみてほしい。

個人的にはやはりE2000/3000の好印象があるので、そこで得たノウハウも継承されるであろう2モデル、「マットブラックハウジングがかっこよいMake3」と「final初のハイブリッドMake2」が特に気になっている。

【第4位】もはや名物!小さな“Marshall”ドーン!!

ポタフェス会場一階のオープンスペースにおいて、もう見慣れた光景にも思えるのがこちら、ギターアンプブランド「Marshall」のBluetoothスピーカー展示だ。

おすすめモデル、ACTON!台になってくれているでかいのはギターアンプのキャビネット

改めて紹介するまでもないだろうが、Marshallのギターアンプはロックのアイコンとも言える存在。しかしBlueutoothスピーカー「ACTON」「KILBURN」の見事さは、そのアイコンたるギターアンプのデザイン“そのものではない”ところだ。

Marshallのギターアンプのスタイルは、アンプとスピーカーが別筐体の“スタック型”、アンプとスピーカーが一体型の“コンボ”と大きく2種類に分けられる。Bluetoothスピーカーであれば、同じく一体型である後者の形を模しておけば、「いかにもMarshall」な雰囲気を容易に醸し出せたはずだ。

しかし、開発者たちはその容易さを良しとしなかったようだ。ACTONとKILBURNは、Marshallのギターアンプには見られない面白い縦横奥行比のフォルムを採用している。そのおかげで、ギターアンプではなくBluetoothスピーカーとしての存在感とコンパクトさのバランスがちょうど良い。それでいて見ての通り、全体としては「Marshall以外の何物でもない」という印象に仕上がっている。本当に見事なデザインだ。

手前がACTON、奥はそれよりちょっと小さめのKILBURN

Bluetoothスピーカーのために生み出された、Marshallの新しいデザインフォーマットの誕生。そう言っても良いのではないだろうか。

第3位は突然に発表された、キュート&POPなあの子!

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