【特別企画】新ミドルクラスモデルの音質と使い勝手をチェック

コウォン「PLENUE R」を聴く。ハイレゾプレーヤー激戦区に登場した注目機の実力は?

山本 敦

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2017年09月28日

■ハイレゾプレーヤーの“激戦区”に現れた注目機「PLENUE R」

今年もハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーの新製品が数多く発表されているが、いま最も熱く盛り上がっているのが5〜7万円台で音質・機能に高い実力を備えたスタンダードクラスのモデルだ。コウォンが発売したばかりの「PLENUE R」にも注目したい。

PLENUE R

外出先ではスマホで音楽を聴くという方が増えている。でもやはりアウトドアでも心地よい音楽リスニングを追求するなら単体のポータブルオーディオプレーヤーがおすすめだ。

手に持ったところ

スタンダードクラスの製品の中には「バランス接続」に対応する製品が増えはじめている。ふつうのスマホやポータブルオーディオプレーヤーに多く採用されている「アンバランス接続」に対して、バランス接続では倍の数のアンプ回路を使って、組み合わせたイヤホン・ヘッドホンを余裕を持って鳴らすことができる。

またグランド/アースを共有しない構造となるので、クロストークと呼ばれる左右チャンネル間の信号干渉を原因とするノイズも減り、左右チャンネルの分離感もより鮮明になる。入力された音楽信号に対する再現性も正確さを増す効果が得られるのだ。

近頃はハイレゾ音源を単体で再生できるスマホも増えてきたため、ややもするとポータブルオーディオプレーヤーを別途持ち歩く意味が失われがちなように感じられるかもしれないが、バランス接続による「いい音」はハイレゾに限らず、CDリッピングや圧縮音源のアーカイブを聴く時にも効果を発揮してくれるので、ぜひ一度体験してみてもらいたい。

■バランス接続にも対応するPLENUEシリーズ新スタンダード機

コウォンの新製品「PLENUE R」は、スタンダードクラスでありながら意欲的にバランス接続に対応してきた注目機だ。コウォンと言えば、日本国内でまだ今ほどハイレゾが普及していなかった頃から、プレミアムクラスのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーを積極的に展開してきたブランドだ。

端子部。通常の3.5mmステレオミニ(左)と2.5mmバランス端子(右)を装備

試聴:「スケールの大きな音場を描き出す」「バランス接続でピアノの中高域がさらに艶っぽく」

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