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<山本敦のAV進化論 第114回>

対決!「Xperia XZ」V.S.「iPhone 7」カメラ&オーディオ機能の実力は?

2016/11/09 山本 敦
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筆者がふだん使っている2015年秋冬モデルのXperia Z5 Premiumと音質を比べてみても、持ち前のクリアな中高域に加えて、低域方向の伸びやかさがレベルアップして、全体につながりがスムーズになっていることが確認できた。

今回は開発者インタビューの際に確認できなかったUSBオーディオ再生の音質や使い勝手を掘り下げてみたい。アンプにはiFi Audioの「nano iDSD」を使用した。

Xperia XZでUSBオーディオ再生環境を整える

iPhone 7ではイヤホン端子がなくなってしまったが、USBオーディオ再生の方法はiPhone 6sまでと変わらない。nano iDSDはLightning-USB変換アダプターが必要になるので、これを介してUSBケーブルでiPhone 7に接続した。

一方Xperia XZは、今回の世代からUSB端子が最新の「Type-C」に変更されているので、nano iDSDに接続してハイレゾ再生を楽しむ場合、新たにUSB Type-CのOTGケーブルを準備しなければならない。

USB端子は最新のType-Cに。アクセサリー系を新調しなければならない

USBケーブルでつないだ後は、「設定」アプリを起動して「機器接続」から「USB接続設定」を選択。「USB機器を検出」をタップすると、nano iDSDが認識される。これでXperia XZにプリインされている「ミュージック」アプリなどを使ってUSBオーディオ再生ができるようになる。

なおAndroid 5.0からUSBオーディオ出力の仕様が変わり、接続しているUSB-DACのスペックに合わせて音楽信号がアップサンプリングされるようになった。

従ってnano iDSDの場合、CDからリッピングした音源なども全て192kHz/24bitに変換されるようで、本体のLEDランプの色がシアンに点灯する。iPhone 7の場合は従来どおり楽曲のスペックに合わせてネイティブ出力されるので、楽曲の種類に応じてアンプのLEDの点灯色が切り替わった。

DAC側のスペックに合わせながら再生してしまう。44.1kHzの音源も192kHzにアップコンバートされているようだ

■ハイレゾ再生で音質傾向の違いをチェック

ハイレゾの楽曲を聴き比べるため、Xperia XZは「ミュージック」アプリ、iPhone 7は「NePLAYER」を使った。女性ジャズボーカルから聴き比べてみる。

Xperia XZは従来のXperiaシリーズの系譜に連なる高解像で中高域の情報量に富んだサウンド。声の輪郭、ブレスやビブラートなどディティールが鮮明に浮かび上がる。音像定位も立体的だ。ボーカルとピアノがそれぞれに押し出してくるエネルギーのバランスも良い。声質はどちらかと言えばクールで、ピアノの音も硬質で切れ味が冴え渡る。

iPhone 7の音は質感が柔らかく、特にボーカリストの声はしっとりとしていて温かみも帯びている。音色に派手さはないが、明るく元気なサウンドは好感が持てる。

EDM系の楽曲でもXperia XZの解像感の高さがプラスの効果をもたらした。細かな音の粒立ちがよいので、ボーカルの微細なニュアンスが自然と引き立つ。横方向のサウンドステージも広い。リズムに少し硬さが感じられるものの、シャープな切れ味がアップビートなダンスミュージックと相性が良さそうだ。

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