<山本敦のAV進化論 第114回>

対決!「Xperia XZ」V.S.「iPhone 7」カメラ&オーディオ機能の実力は?

山本 敦

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2016年11月09日

Xperia XZにはソニーのビデオカメラ“ハンディカム”シリーズで培われた「5軸手ブレ補正機能」のノウハウが注入されている。背面のメインカメラだけでなく、フロント側のサブカメラによる動画撮影時にも効果を発揮する点にも注目だ。

対するiPhone 7は、光学式手ブレ補正機能を搭載しているということ以上に詳しい技術情報が公開されていない。

まずは4K動画の機能面について比べてみよう。4K動画撮影は、シューティングまでのステップがそれぞれ大きく違う。

iPhone 7は設定アプリから「写真とカメラ」を選択して「ビデオ撮影」の項目から「4K/30fps」「1080p HD/60fps」「1080p HD/30fps」「720 HD/30fps」の4段階に分かれる画質を選ぶ。カメラアプリから撮影のたびに変更することができない。

Xperia XZは4K動画撮影モードがアプリ化されている。カメラアプリを立ち上げてから、左側に並ぶメニューの一番上にあるアプリ一覧アイコンをタップして、中に並ぶ「4Kビデオ」アプリを選ぶ。

4K動画撮影はアプリ一覧から選択する

4K動画撮影時はホワイトバランスの選択、記録ファイル方式をH.264と、より圧縮効率の高いHEVC/H.265から選べるメニューだけがアクティブになる。フルHD撮影時よりも設定できる項目は減る。なおiPhone 7の記録ファイル方式はH.264で固定だ。

動画撮影も静止画の場合と同じく、Xperia XZの方は色彩感があっさりめ、iPhone 7が少し濃厚な色合いに仕上がるようだ。4K動画撮影中の静止画キャプチャーはどちらのスマホも対応しているが、ともに4K動画から切り出して3,840×2,160画素の静止画像を保存する手法を採っている。

Xperia XZに搭載されている5軸手ブレ補正機能では、内蔵するジャイロセンサーによってピッチング(左右を軸とした横回転)、ヨーイング(上下軸の回転)、ローリング(前後軸の回転)によるブレを検出して補正をかけるだけでなく、スマホを持つ手元の微細なタテ・ヨコの振動である「X/Yシフト」も含めて、加速度センサーも同時に使いながらブレを抑える。

なお、5軸手ブレ補正の機能については最高フルHD動画撮影までの対応となり、4K動画撮影時の電子手ブレ補正はスタンダードモードかオフの選択までとなっている。

今回はXperia XZ、iPhone 7ともにフルHD画質で動画を撮影しながら手ブレ補正の効果を比較してみた。スマホを手に持って歩きながら流し撮りした風景は、Xperia XZの方が手ブレを全体的に抑えた動画に仕上がったように思う。

まずはこちらがXperia XZで撮影したもの。



そしてこちらがiPhone 7で撮影したものだ。



本稿初出時に元もとXperia XZを使って4K画質で撮影した動画をiPhone 7の4K動画と比較したように取られる記述があったことをお詫び申し上げます。公開している比較動画はそれぞれフルHD画質に設定して、Xperia XZについては5軸手ブレ補正機能の「インテリジェントアクティブ」をオンにして撮影しています。

■音質比較! XperiaとiPhoneの違いはどこに?

※最後にオーディオ再生の実力をチェックしよう。以前、開発者インタビューの際に話題に上ったように、Xperia XZは内部アナログ回路を最適化したことによってイヤホン再生時の音質が向上している。

ハイレゾ再生で音質傾向の違いをチェック

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