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「ベストマッチと断言したい」

“純正ならでは”の音質とは? SHURE人気イヤホン×ポタアン「SHA900」組み合わせ試聴

公開日 2016/07/11 11:14 野村ケンジ
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ハイレゾDAPとの組み合わせ時はアナログ接続がオススメ

さて、もうひとつ気になるのが、USB接続が96kHz/24bitまでというスペック的な縛りだろう。確かに、可能であればネイティブ再生で楽しみたいところだが、実際に音質的にはどのような変化が生まれるのだろうか。そこでオンキヨー「DP-X1」を使い、192kHz/24bit音源(花澤香菜「辿りつく場所」)を直出し、USB接続、アナログ接続の順に「SE846」で聴いてみた。

USB入力とアナログ入力の切換は底面のスイッチで行う

まずは「DP-X1」の直出し。いやもう、これで充分だろうと言いたくなる艶やかなヴァイオリンの音と、まるで問いかけてくるような優しい音色の歌声が存分に楽しめる。これをOTGケーブルによるUSB接続に切り替えると、なかなか興味深い変化が起こった。ヴァイオリンの音色にあった艶が減退し、代わりにとても自然な音色になったのだ。いっぽうで花澤香菜のヴォーカルは重心が下がり、とても存在感のある歌声になった。

最後に、アナログ入力を試してみる。これがまた、素晴らしかった。のびのびとした音色、自然な広がり感を持つ音場感はそのままに、ヴァイオリンもピアノも、美しい響きの音色となった。ヴォーカルに至っては、とてもシルキーで究極に心地よい歌声に変化。思わず、音楽に没頭してしまうほど、素晴らしいサウンドだ。

この音を聴く限り、「SE846」にとってベストなのは「SHA900」との組み合わせであることは紛れのない事実であり、デジタル接続の96kHz/24bitリミットがベターであってベストではないことも事実。あくまでも、デジタル接続はスマートフォンとの接続に活用すべきで、ハイレゾ対応DAPと組み合わせる場合はアナログ入力を利用する方が好ましい。そうまでして活用する価値が充分にある、SHURE製イヤホン(特に「SE846」「SE535LTD」)ユーザーにとってベストなポタアンであることは断言しよう。

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