【特別企画】CHORD「DAVE」など注目DACと組み合わせテスト

LUMINのネットワークトランスポート「U1」を、“今聴くべきDAC”4機種と組み合わせ試聴

土方久明

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2016年06月16日
ハイエンドブランドの注目USB-DAC4機種とスクランブルテスト

今回は、ハイエンドブランドが手がけるUSB-DAC 4台(USB-DAC搭載のSACDプレーヤーであるラックスマン「D-08u」を含む)を用意。U1をネットワークトランスポートとして、そのサウンドを聴いた。また、MacBookProをトランスポートとした場合の比較も同時に行う。U1と組み合わせたNASは、fidataのSSDモデル「HFAS1-S10」を用いた。LUMIN APPはiPadにインストールして使用した。筆者自身、同ブランドのS1を所有していることもあって、トランスポートに特化したというU1の音質には興味津々である。

■組み合わせ1 ACCUPHASE「DC-37」
アキュフェーズらしい滑らかなサウンドに力強さも加わった

まずは、アキュフェーズの「DC-37」と組み合わせて試聴する。DC-37は、ESS製DACチップ「ES9018」を2基並列動作し、FPGAを使った独自の再生方式「MDSD」(Multiple Double Speed DSD)を採用した単体DACだ。USB入力では、5.6MHz DSDと384kHz/32bit PCM入力に対応。USB入力以外にHS-LINK、同軸デジタル入力2系統、光デジタル入力2系統を備える。

ACCUPHASE「DC-37」¥550,000(税抜)

最初にMacBook Proと組み合わせて、沢口音楽工房『シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番』」(192kHz/24bit FLAC)を聴いた。日本プロ音楽録音賞を多数受賞しているミック沢口氏の最新作で、管弦楽の新譜として出色の音質を持つアルバムである。MacBookでトランスポートした音は、迫力のある音色と弦の美しさがあり、何よりも音楽性の高さを感じた。

続いてJazzボーカル、ダイアナ・クラール『Wallflower』(48kHz/24bit FLAC)を聴く。一聴して音色が濃くハーモニーが優れており、滑らか且つ色気のあるボーカルで、アキュフェーズらしい音色は健在だ。

ここで、LUMIN U1にUSBケーブルを繋ぎ換えてiPadを立ち上げる。この瞬間、DC-37がネットワークプレーヤーの操作性を身にまとう。iPad上に表示される美しいアルバムアートを見ながらの操作は爽快だ。

DC-37とU1を組み合わせたところ

早速シューベルトを再生。LUMIN U1をトランスポートとした場合、音にエネルギー感が加わるようで、厚く太い迫力のあるサウンドはLUMIN飛躍の原動力となったネットワークプレーヤー「A1」を彷彿とさせる。続いてダイアナ・クラールを再生すると、音色の濃さは若干減少するものの、DC-37の良さである滑らかな再生音は紛れもなくアキュフェーズの音であり、そこに力強さが加えられる印象だ。

前記したとおり、U1はUSB出力以外にも各種デジタル出力を備えており、また設定画面で各デジタル出力のオン/オフを設定できるのも嬉しいところだ。USBケーブルを外し、今度は同軸RCAでDC-37と接続した。先ほど聞いたダイアナ・クラールとシューベルトを再生すると、余韻が柔らかく、情報量が多い。弦の響きにも余裕が生まれた感じだと書くと分かりやすいかもしれない。DC-37との同軸デジタル接続による音質は予想以上に良好である。

LUXMAN「D-08u」とCHORD「DAVE」と組み合わせ

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