集中連載「ハイレゾ聴き方ガイド<第4回>

「ハイレゾ」をすべての音楽ファンへ − パナソニックの“ハイレゾ全方位戦略”を知る

ファイル・ウェブ編集部

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2015年11月02日
本連載では、「ハイレゾ」とはどのようなものなのか、どうやって再生すればいいのかについて、なるべくわかりやすい言葉で紹介してきました。また、オーディオ初心者やベテラン・オーディオファンの方々に集まっていただき、それぞれのスタンスでどのようにハイレゾを楽しめばいいのか、評論家の山之内 正氏のガイドの元に紹介してきました。

最終回となる第4回目では、連載を通して紹介してきたパナソニックが展開するハイレゾオーディオの世界を改めて俯瞰しつつ、ハイレゾの魅力と楽しみ方についてまとめていきたいと思います。


Technicsブランドの復活とPanasonicブランド

2014年9月、ベルリンで開催された世界最大のエレクトロニクスショー「IFA 2014」のプレスカンファレンスにて、パナソニックはTechnicsブランドの復活を正式にアナウンス。「“Referenceクラス”R1シリーズ」と「“premiumクラス”C700シリーズ」を発表しました。

Technicsは2014年のIFAで復活をアナウンスした

Technicsは1965年のブランド立ち上げ以来、革新的な技術を備えた数々のオーディオ銘機を手がけてきましたが、2010年に一旦その幕を降ろしました。2000年代に入ってからTechnicsは主にDJブランドとして展開されてきたものの、古くからのファンを中心に、Technicsのオーディオの復活を望む声は根強くありました。折しもTechnicsがDJ機器も含めて休止状態になった2010年は、ハイレゾの存在がオーディオファンの間で少しずつ知られ始めた時期だったのです。それから5年を経て、ハイレゾが本格的な普及への一歩を進もうとしたまさにその時に合わせて、Technicsは復活を遂げたのです。

「R1シリーズ」と「C700シリーズ」は、共にハイレゾ音源を含むデジタル音楽信号の理想的な再生を目指して開発されたラインナップです。前者は文字通りのリファレンスたるハイエンドオーディオとして、後者はより多くのユーザーにプレミアムなサウンドを提供する役割を担っています。さらにこの10月には、高品位なサウンドをよりライフスタイルに寄り添って楽しめるオーディオシステム「“OTTAVA”SC-C500」、そしてハイレゾ対応ヘッドホン「EAH-T700」もTechnicsに加わりました。

さて、Technicsブランドを手がけるパナソニックですが、Panasonicブランドとしてもハイレゾ対応オーディオ製品を用意しています。Technicsがハイエンドユーザーを含むオーディオファン、そして熱心な音楽ファンに向けて製品を展開しているのに対して、Panasonicブランドではより身近に、より手軽にハイレゾを楽しめるオーディオ製品をラインナップしていると言えます。連載の第1回目・第2回目で紹介したSC-PMX100は、まさにその典型と言えるでしょう。

巨大メーカーだからこそ可能なデジタル技術をオーディオ製品に投入

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