集中連載「ハイレゾ聴き方ガイド」<第2回>

これさえわかればOK。ハイレゾ再生の“イロハ”をパナソニック「SC-PMX100」でおさらい

ファイル・ウェブ編集部

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2015年10月01日
集中連載「ハイレゾ聴き方ガイド」の第1回目では、「ハイレゾが実はとても簡単に聴ける」ことを紹介しました。第2回目では、もう一歩踏み込んで、ハイレゾの様々な形式、そして実際に再生するまでの流れについて、パナソニックのハイレゾ対応コンポ「SC-PMX100」を例に解説していきたいと思います。

第2回目は、パナソニックのハイレゾ対応コンポ「SC-PMX100」を使って、“ハイレゾ再生のイロハ”をレクチャーしていきます

ひとくちにハイレゾと言っても、様々なスペックや形式がある

「ハイレゾ」と一口に言っても、様々なファイル形式やスペックがあります。具体的な再生方法の紹介に入る前に、ハイレゾ音源を含む音楽ファイルのフォーマット(形式・仕様)について、改めて確認しておきましょう。

まずはサンプリング周波数/ビットレートです。CDはご存じの通り44.1kHz/16bitで、ハイレゾとはそれ以上のスペックを指します。現在、主要な配信サイトで購入できるスペックは、主に以下のようなものです。

・44.1kHz/24bit
・48kHz/24bit
・88.2kHz/24bit
・96kHz/24bit
・176.4kHz/24bit
・192kHz/24bit


ハイレゾとひとくちに言ってみても、このようにスペックは様々です。ただ、最新のハイレゾ対応機器ならば、多くの製品が96kHz/24bitまたは192kHz/24bitまで対応しています。ちなみに「384kHz」や「32bit」といった非常に大きなサンプリング周波数/ビットレートをもった音源も発売されていますが、現状では非常にごくわずかですし、再生環境自体がそれほど整っていません。DSDもまだまだタイトルは限られています。192kHz/24bitが再生できればまず問題はないでしょう。

次にファイル形式です。音質を劣化させないオーディオ向けのファイル形式は、FLAC、ALACなどの「ロスレス圧縮形式」と、WAV、AIFFの「非圧縮形式」に大別できます。前者は可逆圧縮形式とも呼ばれ、音質を損なうことなくファイルサイズをある程度抑えることができます。後者は非圧縮ですから音質は当然変わりませんが、ファイルサイズもそのままです。

日本を代表するハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」の配信ページ。ファイル形式を「WAV」と「FLAC」から選んで購入することができる

現在の日本のハイレゾ音楽配信サイトは、主にFLACでハイレゾ音源を提供しています。ファイルサイズが抑えられるのでダウンロードにかかる時間も短くでき、かつ音質が劣化することがないからです。FLACは曲名やアーティスト名、ジャケット画像などのデータを埋め込むことも簡単にできます。一方でWAVはファイルサイズが大きいのでダウンロードに時間がかかり、楽曲データを埋め込むのも難しい仕様になっています。WAVかFLACか選べるハイレゾ配信サイトもありますが、まずはFLACを選んでおけば間違いないでしょう。

ちなみにPMX100はUSBメモリー再生/ネットワーク再生が192kHz/24bitまでのWAV・FLACに対応しています。さらにUSB-DAC再生ならば、加えて192kHz/24bitまでのAIFF再生も可能です。

ハイレゾの様々な再生方法をパナソニックの「PMX100」を使って検証する

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