新機能の「USB-DAC直接接続」も試す

QNAPのNAS「HS-210」× 最新プレーヤー6機種マッチング検証 − マランツ「NA8005」との相性は?

山之内 正

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2014年07月24日
QNAPのファンレスNASである「HS-210」は、DSD配信への対応に加え、その安定性や使い勝手、静音性の高さでもオーディオファンに支持されている。HS-210の連続ロングランレポート第3回目は、この春〜夏の発売された最新モデルを中心に注目のネットワークプレーヤーを集め、HS-210との組み合わせでの再生検証、および音質のチェックを行った。

QNAP「HS-210」 ¥OPEN(予想実売価格39,800円前後)

QNAP「HS-210」ロングランレビュー
※第1回 HS-210のセットアップ手順を紹介&音質レポート
※第2回 HS-210をDSD対応プレーヤー4機種と組み合わせテスト

■QNAPのNAS「HS-210」を最新ネットワークプレーヤーと組み合わせ検証

QNAPのNAS「HS-210」を自宅試聴室で使い始めてから約4ヶ月経つが、動作は非常に安定し、選曲の際のレスポンスも良好だ。LINNの「KLIMAX DS」との組み合わせはもちろんのこと、前回報告したように複数のネットワークプレーヤーやAVアンプと組み合わせたときにも不安定な動きは見せない。そして、細部をていねいに描き出す解像感の高さ、スケールの大きな空間描写など、音質面での満足度も高い。

前回の記事掲載後、DSD音源の再生に対応したネットワークプレーヤーの選択肢がさらに増えるなど、ネットオーディオの世界は着実な広がりを見せている。今回はそうしたプレーヤーの新製品や最新AVアンプを含め、多様なネットオーディオ機器とHS-210の組み合わせを試聴し、音質と使い勝手を検証することにした。

6機種のネットワーク再生対応機器をHS-210と組み合わせて試聴した

なお、今回の取材を終えた後にファームウェアのアップデートにて、HS-210にUSB-DACを直接接続しての再生が可能になった。今回はタイミングの関係で、編集部がこちらの機能について検証を行っているので、記事の最後のページをご覧いただきたい。本機能の詳細な検証は第4回目に行う予定だ。

<組み合わせ1>
MARANTZ「NA8005」 

MARANTZ「NA8005」

■5.6MHz DSDネットワーク再生に対応したマランツの注目モデル

マランツのNA8005は同社のネットワークプレーヤー第三弾として6月に発売された注目機で、最大192kHz/24bitのPCM音源はもちろんのこと、USB-A、USB-B、ネットワークすべての入力でDSD音源(2.8/5.6MHz)の再生に対応した点が新しい。高周波ノイズを遮断するデジタル・アイソレーションシステムは、本機からUSBだけでなくネットワークを含むすべての入力で効果を発揮するようになり、大きな音質改善が期待できる。

HS-210との組み合わせにおいても、一音一音の鮮明な粒立ちを印象付けるサウンドは同社の従来機以上に鮮度が高く、演奏の勢いや臨場感がダイレクトに伝わる。DSD音源は静寂感の表現が見事で、音のない休符のなかにも緊張感をたたえていることがよくわかる。専用操作アプリはジャケット画像を鮮明に表示し、選曲操作も以前よりスムーズに動く。HS-210との動作面での相性もまったく不安はない。

次は、DSD対応でも注目を集めるハイエンド・ネットワークプレーヤー、LUMIN「S1」とHS-210の相性を検証しよう。

LUMIN「S1」、LINN「MAJIK DSM」などとの相性を検証

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