<山本敦のAV進化論>第6回

【レビュー】「SLINGBOX 350 HDMI SET」を海外出張で使い倒す − 「リモート視聴」とどっちが便利?

山本 敦

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2014年04月30日
「SLINGBOX 350」は、自宅のテレビやレコーダーのチューナーで受信している映像を、インターネットを経由して外出先でPCやスマートフォン、タブレットなどモバイル機器を使って最大1080pの画質で送信して視聴できるメディアアダプターだ(関連ニュース)。開発はアメリカのSling Media社。

SLINGBOX 350とHDMIアダプターのセットモデル

映像はPCのブラウザアプリ、またはiOS/Androidのスマホ・タブレット用に開発されている専用アプリ「Sling Player」で視聴できる。アプリの画面上に表示されるリモコンのエミュレーター機能を使って、外出先から自宅のAV機器を操作できるのが大きな特徴で、インターネット経由でリモコン信号がSLINGBOXに送られ、本体から赤外線信号を飛ばしてレコーダーなどを操作できる。

視聴にはアプリ「Sling Player」を使用する

今回、ちょうど取材で海外(トルコ)に行く機会があったので、SLINGBOXで海外から日本のテレビ番組を視聴してみた。また、ソニー製BDレコーダーと「TV SideView」アプリによる「リモート視聴」もあわせて試し、両者の使い勝手を検証した。

■従来のSLINGBOXはHDMI接続ができなかったが…

「SLINGBOX 350 HDMI SET」は、単体のSLINGBOX 350に専用HDMIコンバーターをセットにした製品だ(関連ニュース)。BDディスクの著作権保護技術であるAACSの既定により、2014年1月以降に出荷されるBDレコーダー/BDプレーヤーは映像信号をアナログ端子から出力できなくなったことから、アナログ映像出力がないレコーダーが増えてきた。一方でSLINGBOX本体にはHDMI入力がないため、このコンパクトなコンバーターをブリッジにして、レコーダーから出力されたHDMI映像をコンポーネント映像信号に変換し、SLINGBOX 350に送り込む。レコーダーの映像をテレビに出力するHDMI映像のスルー出力にも対応する。なお、2013年以降発売されたシャープのBDレコーダーでは、このHDMIコンバーターが利用できないことも確認されているので、購入時は気をつけたい。

HDMIアダプターは両側面にHDMI入出力を1系統ずつ搭載。USB端子は給電用

機器の接続はSLINGBOX本体とHDMIコンバーター間を、映像信号はコンポーネントビデオ端子、音声はRCAステレオをケーブルでつなぐ。コンバーターへの電源供給は本体からUSBケーブルで送りこむ。ネットワークケーブルはSLINGBOX本体に接続。HDMIの入出力をコンバーター経由でそれぞれレコーダーとテレビにつなぐ格好だ。

端子を接続したところ。映像はコンポーネント、音声はアナログLRでつなぐ

本体の寸法も約18W×4.6H×11.2Dcmと非常にコンパクトなので、テレビのそば、またはレコーダーの上など少ないスペースがあれば設置できる。SLINGBOXの赤外線リモコン信号の発信部は正面中央に2つと、左右の側面各1つずつ配置されている。レコーダーとの間にラックの間仕切りなど遮蔽物がある場合などには、IR送信部の延長アダプターを使用する。

レコーダーからの信号を受けるとアダプターのランプが青色に点灯する


■本体設定はPC経由/プレーヤーアプリ「Sling Player」を導入する

機器どうしの接続が完了したら、はじめにPCを使ってセットアップを行う。ルーター(またはルーター機能を内蔵するモデム)はUPnP、またはNAT-PMPに対応していることが条件になる。

セットアップも簡単に終了

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