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【特別企画】ネットワークオーディオに最適なNASを検証

QNAPのNAS「HS-210」レビュー − DSDにも対応、ネットオーディオ定番ブランド最新モデル

公開日 2014/03/25 10:30 山之内 正
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■ソフトのインストールも表示される手順に従えば約40分で完了

インストール作業にも難しい手順はない。NASをLANに繋ぎ、同じLAN上のパソコンのブラウザから専用サイト「start.qnap.com」を開く。最初の画面でドライブベイの数と製品名を入力後、ファームウェアやユーティリティのインストールを進めれば良い。ファームウェアのインストールは「クラウド」または「ローカル」を選び、キーを入力してOSを選択すれば、あとは画面の指示に従っていくつかのステップをたどるだけ。ドライブの種類や数など選択肢の内容も含めて日本語で表示されるため、操作に迷うことはないはずだ。なお、今回は「ローカルインストール」を選択し、ユーティリティソフト「Qfinder」をダウンロードしてインストール作業を進めた。また、Windows/Macでセットアップの流れに大きな差はないが、ネットオーディオユーザーの利用状況を鑑みて今回はMacでセットアップを行った。


<セットアップ2>HS-210にソフトウェアをインストール


(1)HS-210と同一LAN上のパソコンのブラウザから「http://start.qnap.com」を開く。ドライブベイ数(この場合は2-Bay)と製品名を選択

(2)「Cloud Installation」か「Local Installation」を選ぶ。パソコンを扱うネットオーディオユーザーなら後者の方がわかりやすいだろう


(3)使用しているOS(この場合はMac)を選択すると、専用ソフト「Qfinder」が自動的にダウンロードされるので、指示に従いパソコンにインストールしよう

(4)Qfinderのインストールが完了すると、初期設定のためのウィザードが自動で立ち上がるので「はい」を選択


(5)「ファームウェアのインストール」画面が現れるので「開始」を選択。HS-210へのファームウェアのダウンロードとインストールが自動で開始される


(6)ファームウェアのインストールが終わると、新たな設定画面が立ち上がるので、「クイックセットアップ」を選択しよう

(7)確認のためにNASの名前やパスワード、RAIDの構成などが表示される。後からでも変更可能なので「続行」を選択。なお、デフォルトではRAID 1となる


(8)ハードディスクのフォーマットが行われ、NASが再起動される。一連の動作は全て自動なので、設定が終わるのを待っているだけで問題なし


(9)クイックセットアップが完了すると、HS-210へのログイン画面が自動で立ちあがる。ユーザー名「admin」、パスワード「admin」(いずれも初期設定のまま)を入力

(10)HS-210のホーム画面がブラウザから立ち上がる。これでNASのセットアップは完了だ!



途中で数回の再起動があるが、NASの名称変更やHDDのフォーマットを含めてもトータルで40分前後でインストールは完了する。筆者が数年前にTS-119のインストール作業を行ったときはもっと手順が多かった記憶があるが、いまはわかりやすいWebマニュアルが用意されており、作業はずっと楽になった。

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