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【特別企画】5.6MHz DSDや384kHz/32bit PCMにも対応

B.M.C.「PureDAC」レビュー − バランス駆動ヘッドホンアンプ搭載の注目機

2014/03/14 野村ケンジ
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■SHURE「SRH1540」からもさらにタイトでキレの良いサウンドを引き出す

次に、SHURE「SRH1540」を試聴。こちらは標準出力に比べて、タイトでキレの良いサウンドになる。解像感も向上するため、ChouChoの楽曲はグルーブ感が秀でた演奏となった。とはいえ、けっして標準出力も悪くない。こちらの実力、特に音のピュアさは相当なものだと感じられた。筆者のように、AKGなどバランス出力に対応していないヘッドホンを併用している人であっても、PureDACは楽しめそうな感触を得た。


PureDACと組み合わせた「SRH1540」

サエク製のSHURE向けバランス駆動ケーブル「SHC-B300FSH」
続いて聴いたAUDEZE「LCD-3」もなかなかのものだった。「LCD-3」本来のキャラクター、自然な音色で帯域バランスに秀でたサウンドがさらに活かされた印象で、バランス出力にすることで耳障りの良い、それでいてリアルなボーカルや演奏が楽しめるようになる。特にアコースティック系の演奏との相性がバッチリで、溝口肇のチェロは一段と響きの良い、美しい音色に感じられた。

ULTRASONE「edition8 Romeo」は、標準出力、バランス出力で意外なほど差がなかった。どちらもナチュラルテイストの端正なサウンドを聴かせてくれるのだが、「PureDAC」ならではのピュア感はそこそこに押さえ込まれている。逆にいえば、「SRH1540」同様に標準出力のサウンドの上質さが際立った結果といえる。


PureDACと組み合わせた「LCD-3」

PureDACと組み合わせた「edition8 Romeo」
■オーディオファンはもちろん、ヘッドホンユーザーにも魅力的な製品

このように「PureDAC」は、ホームオーディオシステム向けのデジタルプリアンプとして大いに活躍してくれる一方で、バランス出力を搭載したヘッドホンアンプとして、格別のクオリティを提供してくれる優秀機であることを確認できた。上質なUSB-DACが欲しいと考えている方はもちろん、バランス駆動対応のヘッドホンアンプの購入を検討しているヘッドホン試聴がメインのユーザーにとっても、とてつもなく魅力的な製品、有力な候補となるだろう。

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