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【特別企画】5.6MHz DSDや384kHz/32bit PCMにも対応

B.M.C.「PureDAC」レビュー − バランス駆動ヘッドホンアンプ搭載の注目機

2014/03/14 野村ケンジ
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■人気ヘッドホン4機種を通常出力とバランス出力で聴き比べた

続いて、注目のヘッドホン出力をチェックしてみよう。組み合わせるヘッドホンは以下の4モデルを用意した。それぞれ、ケーブルの交換でバランス駆動が可能なモデルである。

・SENNHEISER「HD800」¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
・SHURE「SRH1540」¥OPEN(予想実売価格49,800円前後)
・AUDEZE「LCD-3」¥249,000(税込)
・ULTRASONE「edition8 Romeo」¥210,000(税込)


SENNHEISER「HD800」

SHURE「SRH1540」


AUDEZE「LCD-3」

ULTRASONE「edition8 Romeo」
SENNHEISERのフラグシップ「HD800」には、同社製のバランス駆動用ケーブル(4pinXLR仕様)「CH 800 S」を用意した。シュアの密閉型ヘッドホンの最上位機「SRH1540」にはサエク製のSHURE向けバランス駆動ケーブル「SHC-B300FSH」を組み合わせた。なお、「SHC-B300FSH」は3pinXLRが2端子のタイプなので、4pinXLRへの変換ケーブルを用いた。


3pinXLR端子×2のバランスケーブルを、4pinXLRバランス端子に変換するためのケーブル
平面磁界・平面駆動型のハイエンド・ヘッドホンを手がける米AUDEZEから「LCD-3」を用意。本機は4pinXLRのバランス駆動ケーブルが付属している。ULTRASONE「edition8 Romeo」はバランス接続は想定されていないモデルのようだが、MMCX端子を使用しているため、前述のサエク製ケーブルを利用して試してみた。

■PureDACでバランス駆動したSENNHEISER「HD800」の驚くべきサウンド

まずは「HD800」をバランス駆動で鳴らしてみた。豊かな抑揚表現、芯のしっかりしたボーカル、厚みのある演奏など、頭に浮かぶのは褒め言葉ばかり。ことクオリティ面においては、ライン出力の水準さえ大きく上まわる実力を発揮してくれた。だが、これには多分に、ライン出力検証の際に他社製のアンプを組み合わせたことが関係しているのかもしれない。


PureDACと組み合わせた「HD800」

HD800用の純正バランス駆動ケーブル「CH 800 S」
それにしてもHD800をバランス駆動させた際のダイレクト感、ピュアさは格別のもの。チェロのボーイングは細かい響きのひとつひとつまで感じ取れるし、上原ひろみ「MOVE」のピアノはハンマーのアタックと筐体の響きがちゃんと分離して聴こえるほど表現がきめ細やか。試しにChouChoによるアニソン「優しさの理由」も聴いてみた。活き活きとしたグルーブ感溢れる生バンドの音に、透明感のあるChouChoの歌声がしっかりと響き渡っていて、普段よりも格段に印象度の増している。

比較のため標準ヘッドホン出力も聴いてみた。こちらも水準以上のサウンドなのだが、やはり圧倒的にバランス出力が良好だ。「HD800」はぜひバランス出力をオススメしたい。

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