三洋、シャープを液晶特許侵害で提訴

ファイル・ウェブ編集部
2011年01月27日
三洋電機(株)は27日、同社が所有する液晶関連特許4件をシャープ(株)が侵害しているとして、シャープを相手取り東京地方裁判所に提訴した。

シャープが製造・販売するテレビ用及び携帯電話用の液晶表示モジュールについて、侵害行為の差し止めと損害賠償の支払いを求めている。

三洋によれば、同社が侵害されている主張している特許は、液晶表示を認識できる視野角の範囲を広げる技術と、表示品質を向上させる技術に関するもの。

具体的に侵害されている特許として三洋が挙げているのは、テレビ用液晶モジュールについては特許第3,005,418号、第3,011,720号及び第4,353,660号。携帯電話用液晶表示モジュールについては特許第3,011,720号及び第3,723,336号。

三洋では、多くの液晶テレビなどで使用されている垂直配向(VA)方式の広視野角化技術を世界に先駆けて開発。上記4件の特許を含む同社所有の液晶関連特許を、国内・海外の大手液晶表示モジュールメーカーにライセンス供与している。

液晶パネルの特許を巡っては、米国時間の今月25日、シャープがAUOとその顧客メーカーを提訴(関連ニュース)。米国国際貿易委員会(ITC)に、AUO製パネルを使用した液晶テレビの米国への輸入と、米国内での販売差し止めを求めている。

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