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「MDV-M909HDF」など4機種。スマホ連携機能を強化

ケンウッド、“彩速ナビ”最上位シリーズ「TYPE M」2022年モデル。ワイヤレスミラーリングに新対応

2022/05/17 編集部:川田菜月
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JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのAVナビゲーションシステム “彩速ナビ” より、最上位シリーズ「TYPE M」の2022年モデルとして、9V型「MDV-M909HDF」「MDV-M909HDL」、7V型「MDV-M809HDW」「MDV-M809HD」の計4モデルを6月中旬より発売する。それぞれの市場想定価格(すべて税込表記)は以下の通り。

「MDV-M909HDF」

「MDV-M909HDL」

・「MDV-M909HDF」(9V型フローティングモデル):163,000円前後
・「MDV-M909HDL」(9V型インダッシュモデル):152,000円前後
・「MDV-M809HDW」(7V型 200mmワイドモデル):105,000円前後
・「MDV-M809HD」(7V型 180mmモデル):105,000円前後

「MDV-M809HDW」

「MDV-M809HD」

高精細HDパネルを搭載し、ハイレゾ音源再生に対応する最上位シリーズ「TYPE M」。従来モデルに引き続き、大画面9V型のフローティング/インダッシュモデル、7V型の200mmワイド/180mmモデルの4製品をラインナップする。

4製品とも、新たにワイヤレスミラーリングに対応し、スマートフォンのハイビジョン映像をナビ画面にWi-Fi経由で映し出すことが可能となる。

新たにワイヤレスミラーリングに対応

エンターテインメント性を追求したという2022年モデルでは、さらにスマートフォンとBluetoothテザリングで接続した際、音楽CDのタイトル情報やアルバムアートなどの表示が可能に。また、地図アイコンをより直感的で分かりやすいデザインにリニューアルするなどして、使いやすさの向上も図られている。

また、別売のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー “ミラレコ”「DRV-EMN5700」、および同時発表した前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」との連携にも対応。ナビ画面で、連携したドラレコの映像表示をタッチ操作でおこなうことができる。

さらに、ナビ本体の高精度自車位置情報を活用してドラレコでの測位記録や、ナビの地図画面上に録画映像をPIP(ピクチャーインピクチャー)で表示することも可能となる。また、録画映像の拡大表示にも対応する。

9V型フローティングモデルのMDV-M909HDFでは、独自のフローティング機構を採用し、従来の7インチ開口の2DIN(幅180mm)サイズに取り付けることができる。対応車種は300以上となる。

独自の機構技術により、走行時の振動によるディスプレイの不快なブレを大幅に低減する。ディスプレイは直観的で操作しやすいフラットな静電タッチキーを採用し、フルフラットなフローティングスタイルを実現する。

MDV-M909HDLは9V型インダッシュモデルで、車種別専用取り付けキットを使用することで、さまざまな車種に幅広く取り付けが可能だ。

9V型の2モデルはいずれも、高輝度カスタムLEDバックライトを搭載し、明るく鮮やかな映像表示を可能としている。

また、HDMI出力に対応しており、スマホやビデオカメラなどと接続が可能。別売の同社製10.1V型HD液晶リアモニター「LZ-1000HD」と接続することで、ナビで再生中のHD映像コンテンツをリアモニターに映し出すこともできる。

ほか、ナビに表示中の地図画面を表示する「モニターミラーリング機能」も搭載。「DRV-MN970」をナビ本体とHD-TVI接続すれば、ドライブレコーダー映像の表示も可能となる。なお、MDV-M809HDWとMDV-M809HDの7V型2モデルは、HDMI出力には対応していない。

4モデル共通の仕様として、解像度1,280×720のHDパネルを採用。上下左右170度の広視野角で、表面にはグレア処理が施される。フローティングモデルのMDV-M909HDF以外の3モデルにおいては、7段階のチルト機能と、4段階の視野角表示調整が可能な「マイビューセッティング」を搭載する。

独自の高速描画技術「ジェットレスポンスエンジンIII」により、高速レスポンスも実現。その上で膨大な情報量を格納できるデータ圧縮技術「S3フォーマット」も搭載する。UIには「オーガニックGUI」を採用し、緻密でクリアなHD画像表示や流れるような操作感を実現するとしている。

ナビ機能としては、見やすさを追求した「スマートカラー」をはじめとする3種類の地図色や、俯角をリニアに調整できる「3Dスライダー」、ランドマークに隠れたマップを可視化できる半透過オン/オフ機能を備えた「ドライビング3Dマップ」などを装備する。また、6軸慣性センサーを搭載し、高精度測位環境補正プログラムや独自アルゴリズムによる高精度な自車測位も可能とする。

時速30キロの速度規制エリアを表示できる 「ゾーン30エリア表示」をはじめ、逆走警告案内や一時停止表示といった安全運転サポート機能も多数搭載する。映像面では広感度地デジチューナー搭載で地デジ放送も視聴可能で、DVD再生機能も備える。またSDカードなどからの音楽/動画データの再生にも対応している。

サウンド面では、ハイレゾ音源に対応する。DSDをはじめ、FLAC、WAV(192kHz/24bitまで)、MQAなどの各フォーマットを再生可能とする。ワイヤレス再生では、ハイレゾ相当の高音質伝送が可能なBluetoothコーデック「LDAC」もサポートする。

また、ハイレゾ音源に加えてCDやMP3のマスター音源の品質に近づける独自技術「K2 TECHNOLOGY」など、さまざまな高音質テクノロジーも搭載する。ほかにも車室内を最適な音響特性に整える「プロモードEQ」や、各種サウンド調整機能も豊富に備えている。

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