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「AVR-X2400W/AVR-X1400W」の後継機

デノン、“一歩踏み込んだ音質向上” 実現の7.2ch AVアンプ「AVR-X2500H/AVR-X1500H」

公開日 2018/05/10 11:00 編集部:小澤貴信
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DTSのバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」にも対応。2ch、5.1chや7.1chなどの環境でも高さ方向を含むイマーシブオーディオを擬似的に再現することができる。DTS Virtual:Xはステレオ信号やPCM 5.1ch信号、DTS-HDマスターオーディオやDTS:Xなどの信号に適応可能。一方でドルビーTrue HDやドルビーアトモスなどドルビー系のサラウンドフォーマット時には適応できない。なお、現時点でDTS Virtual:Xに対応する国内のAVアンプはデノン製のみとなっている。

サラウンド処理などの中核となるDSPは、1チップで従来の4倍の処理能力を持つ32bitクワッドコアDSPを引き続き搭載する。

負荷の高い処理も余裕を持って処理できる32bitクアッドコアDSPを搭載

パーツ選定やチューニングなど細部をブラッシュアップ

両モデルのオーディオ部の基本構成は前述のとおり基本的に従来モデルを継承しつつ、パーツ選定やチューニングなど細部をブラッシュアップしているとのことだ。

昨年モデルで刷新されたプリアンプ回路を本機も継承。ヒートシンクや電源トランスからの振動を受けにくく、かつ信号経路の最短化を考慮したレイアウトを採用。ハイ・インピーダンスであるアナログ端子入力端子を、トランスより極力離して配置することで、ノイズの影響を減らしている。

ボリューム/セレクターICについては、AVC-X8500Hをはじめとする上位モデルと同じJRC製のICを採用。これらは、設計の自由度や信号経路の最適化を狙って、ボリュームおよびセレクターを独立したチップとして新規開発。昨年モデルからデノンのAVアンプで搭載されている。これにより、さらなる低歪化と高音質化を実現したとのこと。

通常は1チップに集積されるセレクタ、ボリュームを独立させたチップを開発。それぞれを最適な配置でレイアウトし、音質最優先のシンプルでストレートな信号伝送経路を実現

パワーアンプについては、いずれのモデルも全チャンネル同一構成のディスクリートパワーアンプを搭載。各モデルで回路構成やパーツなどは異なっており、出力はAVR-X2500Hが最大185W、AVR-X1500Hが最大175Wとなる。

パワーアンプ出力段のパワートランジスタの温度変化をリアルタイムにモニターすることで、電流リミッター回路を取り除き、ピーク電流を強化。DCサーボ回路には大容量コンデンサーを用い、超低域までの再生を可能としている。

パワーアンプには厳選されたパーツを採用している

AVR-X2500Hについては、AVC-X8500Hなどの上位モデルと同様に、パワーアンプ初段の差動増幅段に特性の揃った2つのトランジスタを内包した“デュアル・トランジスタ”を採用。微小信号の再現性や低域の安定感を向上させている。

AVR-X1500Hについては、カスタムコンデンサーを出力段と同一基板上に配置して、最短距離での電源供給を実現している。

高速整流ダイオードと大容量のブロックコンデンサーを採用した電源部により、4Ωのスピーカー駆動にも対応するなど、余裕あるスピーカードライブ能力を備える。

またAVR-X2500Hについては、ブロックコンデンサーの容量を従来の10,000μF/69Vから、12,000μF/71Vへと強化した(従来はX2400H/X1400H共に10,000μF/69V)。

AVR-X2500Hは、ブロックコンデンサーの容量を従来比で20%アップした12,000μFのカスタムコンデンサーを2つ搭載する

D/Aコンバーターは、AVR-X6400HやAVR-X4400Hと同様にAKM(旭化成エレクトロニクス)の8ch/32bit DAC「AK4458VN」を搭載。上位機は2基搭載に対して、こちらは1基搭載となる。また、DAC回路の低域周波数特性を改善して、オブジェクトオーディオにも対応できる、よりフラットな低域特性を実現したとのこと。

32bit処理に加え、ノイズ耐性の高い設計を採用している

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