AKG「N90Q」やテクニクスのヘッドホンなど

<IFA>オンキヨー&パイオニアの新ハイレゾDAPや各社の注目ヘッドホンを一斉試聴!

山本 敦

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2015年09月08日

■復活テクニクスの新生ヘッドホン「EAH-T700」

パナソニックが昨年のIFAでテクニクスのブランド復活を発表したことが、IFAのオーディオ復活にもそのまま直結している。会場にはテクニクスの展示に注目し、新製品のデモンストレーションルームには常時来場者の長い行列ができている。今回発表されたヘッドホン「EAH-T700」もひときわ注目を浴びているアイテムの一つだ。

Technics「EAH-T700」

詳細はPhile-webニュースで先行して伝えられている通りだが、イヤーカップの中をのぞき込むとわかるように、50mm口径のダイナミックドライバーと14mm口径のスーパートゥイーターの2ウェイ構成を採用し、上は100kHzまでのワイドレンジ再生をカバーしている点が大きな特徴だ。

テクニクスの開発担当者によれば、音の仕上がりはまだ100%ではないとのことだが、今回ブースで試聴した音は、十分期待に応えるレベルに達していた。会場にリファレンスとして用意されていたテクニクスのプレーヤー「SU-R1」との組み合わせで音を聴くことができた。音のバランスがとてもよく、しかも各帯域のエッセンスを上手に引き出しながら生き生きとしたサウンドを聴かせてくれる。

上品なHi-Fi志向の音を予想して聴き始めたが、ロックやエレクトロ系の音源再生も低域がしっかりとコントロールできていて、引き締まったタイトなサウンドが楽しめた。The Rolling Stones『Brown Sugar』ではエレキギターの分厚い音がドンとぶつかってくるような迫力が心地良い。ボーカル声にもビビッドな生命感があふれている。イベント会場での試聴という制約がある中でも、素性の良さが実感できた。今後のチューニングで、上下帯域への音の広がりもさらに数段レベルアップしていくのではないだろうか。

■パナソニックブランドのハイレゾ対応イヤホン「RP-HDE10」

パナソニックブランドからも、新しいハイレゾ対応イヤホンとして開発が進められている「RP-HDE10」という型番の製品が参考出品されている。本機の音も聴くことができた。

パナソニック「RP-HDE10」

本体のハウジングにはアルミが使われているが、音はどちらかと言えば柔らかいテイストで、特に低域の量感と切れ味が抜群に良かった。持参したAstell&Kern「AK Jr」で試聴してみたが、ボーカルは音の輪郭がくっきりと鮮明に表れる。ミッドレンジを中心に充実したサウンドは立体的で彫りが深い。少し派手めで濃厚なハイトーンの余韻も楽しみ甲斐のある本機独自のキャラクターになると思う。

オンキヨー初のハイレゾ対応ヘッドホンの実力とは?

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