最新の4K対応機器を公開

パナソニック、世界初4/3型大判センサー搭載の4K/60pカメラレコーダーなどNABに出展

編集部:杉浦 みな子
2015年04月14日
パナソニック(株)は、米ラスベガスで開催中の国際放送機器展「NAB(National Associations of Broadcasters)2015」で、世界初という4/3型大判センサーを搭載した4K/60pカメラレコーダーなど最新の4K機器を出展している。以下の通り、ブースでは「制作向けコンテンツラインナップ拡充」「P2 クラウドワークフロー」「4K+IPで広がる映像活用」の3つのカテゴリーを軸とした内容を展開する。

■1:制作向けコンテンツラインナップ拡充

「制作向けラインナップ拡大」カテゴリーでは、制作用カメラ「VARICAM」のワークフロー提案や実際の映像を体験できるコンテンツ上映など、現場での使用を想定した様々な展示を実施。さらに新開発の延長モジュール「AU-VEXT1G」の展示や、世界初という4/3型大判センサー搭載の4K/60p対応レンズ一体型カメラレコーダー「AG-DVX200」を出展する。

AG-DVX200

AG-DVX200は、24pモードなどを業界に先駆けて搭載した従来機種「AG-DVX100」のDNAを受け継ぐという新モデル。4/3型大判センサーによる被写界深度の浅い美しいボケ味のある映像を、4K解像度で収録できる。2015年秋の発売を予定しており、価格は未定。

デジタルシネマカメラ「VARICAMシリーズ」から継承した「V-Log L」や、「VFR(可変フレームレート)撮影」などの機能もサポートしている。4K(3,840×2,160)解像度の60p映像(MP4/MOV)をSDメモリーカードに収録可能で、ダブルカードスロットによるサイマル/バックグラウンド/リレー記録や、最大120fps(FHD時)のバリアブル・フレームレート収録が行える。

レンズには、新開発のLEICA DICOMAR 4K/13倍ズームレンズを搭載しており、エモーショナルな映像制作とレンズ一体型ならではの機動性・即応性に優れた撮影を両立するという。開放F2.8の明るさでレンズ画角は4K(4,096×2,160)24p時29.5mm〜384.9mm、FHD(1,920×1,080)時28mm〜365.3mm(35mm換算値)。5軸ハイブリッド手ブレ補正、インテリジェントAFシステム、NDフィルター(1/4、1/16、1/64)も搭載する。


■2:P2 クラウドワークフロー

「P2 クラウドワークフロー」カテゴリーでは、放送局の業務効率を飛躍的に高めるクラウドネットワークサービス「P2 Cast」とそのワークフロー、およびそのサービスに対応するメモリーカード・カメラレコーダー「AJ-PX380G」を展示する。


■3:4K+IPで広がる映像活用

「4K+IPで広がる映像活用」カテゴリーでは、2種類の4K対応カメラ新製品を展示する。1つは4K画質と長距離光伝送を実現し、4K UHD出力とHD出力に両対応する4Kスタジオハンディカメラ「AK-UC3000シリーズ」。もう1つは高感度、高品質な映像を実現するという4Kマルチパーパスカメラ「AK-UB300」。いずれも2015年冬の発売を予定している。

AK-UC3000シリーズは、新開発MOSセンサーを搭載した4K放送用システムカメラ。B4マウントに対応しており、既存のHDレンズでの運用性も確保している。高感度(F10/2000lx)、低ノイズS/N 60dBに対応する。

AK-UB300は、撮影シーンに応じた2つの感度モード(高感度モード/標準モード)の選択が可能なマルチパーパスカメラで、4K出力用ボード(3G×4)の差し替えに対応するなど使いやすさも追求している。新開発の霧除去機能も搭載する。

そのほか、新開発の2/3型MOSセンサーを搭載したHDスタジオハンディカメラ新機種「AK-HC5000シリーズ」など、様々な機材を実際に操作できる内容を展開する。さらに、プロジェクターやフラットパネルディスプレイなどの映像表示機器も展示する。

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