3Dプロジェクターもこっそり(?)披露

<IFA2010>サムスンのタブレット端末「Galaxy Tab」に熱視線

AVレビュー編集部:西山 巨
2010年09月05日
サムスンブースをまわってみた。3Dがメインとなっているのはパナソニックなどと共通だが、展示の区分けが細かいこと、出品数が非常に多いことが印象に残った。

サムスンブース

AV関連のメイン会場。土曜日の午後ということもあり、来場者はひときわ多い

入場者の密度がもっとも高かった展示コーナーはタブレットデバイスの箇所。「GALAXY Tab」と名付けられた、この7インチディスプレイを持つ新製品は、同社が満を持して世界に投入する意欲的な新製品。iPadと比べるとその小振りさが際だつ。ブックリーダーとしての機能は有しているものの、もっぱらウェブブラウジング機能の快適さに力点を置いた商品のように感じられる。

もっとも来場者の熱気が感じられるのが「Galaxy Tab」のコーナー

iPadより一回り小さい7インチディスプレイが唯一のインチサイズ。携帯性と操作性、ブラウジングのしやすさなどを考慮した結果と思われる。発売が10月に迫っている

手に取ってみるとちょっと手の大きな大人の方であれば、軽々と片手で持てるサイズ。iPadを研究した上で、あえて小さめの画面サイズを採用しているように感じた。

「GALAXY Tab」は参考出品ではなく、10月に発売を予定している新製品だ。北米・欧州等の世界各地に投入されることが決定している。価格は未定。

3D関連の話題ももちろん豊富。ただし、パナソニックブースのようにスケール感を強調する展示方法ではない。利用シーンに応じたコンテンツの見え方が比較できるよう、「sports」「cinema」「IMAX」といったように細かく展示スペースを設けてテレビ視聴ができるようにしており、各々が2〜3人規模で視聴できるようにスペースが確保されている。

「3D」「LED」という各キーワードをフラットに訴求

「モバイル」「ムービー」「ゲーム」「ブロードキャスト」等にブロッキングされ、それぞれ3Dコンテンツをデモしている


3Dデモ映像に見入る来場者

3D再生用にカスタマイズされた「hyper real engine」のデモ。コントラスト拡大、動きへの耐性、シャープネスをそれぞれ向上させる。色合いもこのエンジンを使うことでより豊かになると訴求している


「3D」よりも「LED」という表記の方が会場内では目立つ。3DというキーワードはLEDに対する付加的な位置づけという印象。メインはあくまで「LED」だろう。LEDに付随するアーキテクチャーとして、「薄さ」「インテリア性」と並んだ形で「3D」がアピールされているように感じる。写真は、静止画・動画兼用の多目的ディスプレイの展示。「リアリティあふれるスクリーン」「ノートPC、デジカメ等を綺麗に写す」「sRGB規格を100%サポートしている」ことなどを訴求している。ちなみに、後方に群がる人たちはタブレットPCを一目見て触ろうと、順番待ちをしている

LEDが持つメリットとして超薄型が可能なこともしっかりアピール。従来方式と比べてLEDタイプの場合は体積を60%にすることができ、薄さもかつて50型で80mm程度だったものが、今や30mmを切る水準の薄さになったことを説明


未来的なイメージでのディスプレイ訴求

こに展示されている展示機の中で最薄のものは5mm程度

そして、ここサムスンブースでも3Dプロジェクターが展示されていた。テレビにおける華々しい展示とは異なり、「確信犯的」な来場者が隅から隅まで歩いてみないと気がつかないくらいの場所に展示されていた。

3Dプロジェクターの視聴コーナー。「single engine 1080p 3D projector」と書かれている。リアルタイムでの2D/3D変換機能が付いていること、HDMI1.4への対応をアドバンテージとしている。「3Dマルチフォーマットをサポート」という記述があったが、これは放送・パッケージの両方に対応していることを指すものと思われる。メガネはサムスン製の3D TVと共用できるとの説明があった。型番は「SP-A8000」

大きなサムスンブースの片隅でひっそりと画質確認のためのスペースを設けている。投影サイズは120インチ。かなりの「好き者」らしき面々が代わる代わる暗室に進入していた


天吊りされたSP-A8000

CGをふんだんに使った実写映画をデモンストレーションに使用

これも価格は未定だが、2011年2月に北米・欧州他で市場投入が決定しているという。デモは4〜5人規模の暗室を設営し、120インチで投写が行われていた。

こちらはマイクロプロジェクター。本体幅はたったの10cm程度。それでいて綺麗に40インチぐらいの投射することができる。オープンスペースでデモされていたこともあり、来場者の関心は3Dプロジェクターより遙かに高い

3D BDに対応したレコーダー「BD-C8900S」。500GBのHDDを積み、インターネットTV、Wi-Fi機能を内蔵。そのほかにミュージックサーバー機能搭載、USB2.0/HDMI 1.4対応などが特徴 


PDP及びLCDの大型ディスプレイを用いて、表面に直接書くことができる機能を積んだ「ホワイトボード機能」付きモニター。65型のLCDの場合は、タッチセンサーを用いつつ、強化ガラスで膜面を保護している。学校の授業などで使うことを想定している

こちらはPDP方式の「ホワイトボード機能」付きディスプレイ。このカテゴリーは「interactive PDP whiteboard」とサムスンは呼んでいる。型番は「PH63FT」。1080pに対応。エレクトリックペンを用いて操作し、レスポンスの早さをアピールしていた


ショッピングモールやレストランでの使用を想定した「LFD」タイプのディスプレイ

「LFD」タイプのディスプレイは長時間・連続使用が可能なことが特徴で、マルチ表示にも当然対応している。展示されていた最大サイズは82型。奥行きはどのモデルも非常に薄い

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