本日より運用開始の3D映像編集室、今秋登場の56V型4Kディスプレイなど

ソニーPCL、3D/4K映像制作システムを披露 − 新機材導入で3D対応をアピール

Phile-web編集部

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2009年06月05日
いま「3D」は、オーディオビジュアルにとって着実に重要なキーワードになってきている。今年1月のCESでソニーやパナソニックらが3Dシアターデモを行ったことは記憶に新しい(折原一也氏のレポートはこちら)。AV機器だけではない。HDMIの新バージョン「1.4」でも、3Dの伝送へ対応することが発表されたし(関連ニュース)、映像制作の分野でも、3D対応への気運は高まっている。パナソニック ハリウッド研究所は3Dに対応したブルーレイの規格化や研究開発、タイトル制作などを行う「PHL-AC」を設立したほか(関連ニュース)、キュー・テック(関連ニュース)、イマジカ(ニュースリリース)など、3D映像制作体制を強化するスタジオが増えてきている。

ソニーPCLも先日3D/4K映像制作ソリューションを強化する旨を発表(関連ニュース)。本日より、新編集室の運用を開始する。そこでソニーPCLは「3D/4Kフェア」を開催。同社の3D映像制作に関する取り組み姿勢と、新規導入システムを説明した。

■そもそも3D映像ってどうやって撮影するの?

人間は2つの目を持ち、それぞれで少しずつ違う映像を見ている。そしてその映像を脳内で合成することによって立体視を得ている。3D映像の制作・上映は、簡単に言えばこの「人間の立体視の方法」を機械で再現することだと言えるだろう。

撮影の最もベーシックな方法はこうだ。目の位置に、6.5cm程度の間隔(人間の目幅と同じ間隔)で2台のカメラをセットする。視線が交わる位置(=交点)を決め、そこを基準に奥行きや飛び出し情報を持つ映像を撮影できる。

人間の目幅の位置にカメラを置き、視点が交わる位置を決める。すると交点を基準に飛び出し/奥行きのある映像が撮影できる

撮影カメラとしては、2つのカメラを使用した「目幅レンズ撮影システム」(こちらのような製品)と、反射を利用した「ミラー式撮影システム」などがある。前者だとカメラ幅設定に物理的限界があるが、ミラー式の場合は目幅設定をコントロールしやすいのがメリットだ。ソニーPCLでは両方式のカメラを、撮影状況によって使い分けているのだという。

新たに導入されたハーフミラー方式の3D撮影用Rigは、ソニー製「HDC-F950」に取り付けて使用。これにC-Motion社製の操作ハンドルを組合せ、ズーミングやフォーカシングなど撮影の自由度をさらに高めることができたという。撮影時は、カメラに取り付けられたモニターともう1台のモニターを組合せ、視差調整を行う。

ハーフミラー方式の3D撮影用Rigに「HDC-F950」を組み合わせた

C-Motion社製の操作ハンドルを組合せて撮影時の自由度を向上

本日より運用開始・「208 iQ Pablo 3D/4K対応編集室」

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