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ケンウッド、“原音再生”にこだわったDAPのフラグシップモデル − 音質向上技術「Supreme EX」を採用

2006/09/11
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HD30GB9
(株)ケンウッドは、HDD搭載型デジタル・オーディオプレーヤー“Media Keg”シリーズのラインナップに、音質向上技術「Supreme EX」を採用し、原音に近い高音質再生を実現した最上位機「HD30GB9」を9月下旬から発売する。

本製品の価格はオープンだが、50,000円前後での販売が予想される。

同社はこれまでにもHDD内蔵タイプのデジタル・オーディオプレーヤー“Media Keg(メディアケグ)”シリーズを発売し、「音質マイスターエディション」や、デジタルアンプの搭載、独自の圧縮音声を高音質に再生する技術「Supreme」や独自のロスレス圧縮方式「Kenwood Lossless」の採用など、音質にこだわる製品をつくりつづけてきた。

今回の新製品は、同社の音質マイスターがプロデュースし、さらに音質のグレードアップを図ったフラグシップモデルとなる。

アンプ部には新開発デジタルアンプ「クリアデジタルアンプEX」を採用。従来は1チップ構成としていたデジタルアンプのプリアンプ段とパワーアンプ段を独立させ、さらに高純度でクリアな音楽再生を追求した「クリアデジタルアンプEX」を搭載する。

プリアンプ部に採用した高速32fsオーバーサンプリングΔΣ変換デジタルアンプは、オーディオ帯域内のノイズを大幅に低減する。またパワーアンプ部の電源には、同社独自のClear Digital電源を採用し、一層の低歪率化を実現している。

同社独自の帯域補間技術「Supreme EX」では、MP3やWMAなどの圧縮ファイルが失った音域成分を独自のアルゴリズムにより推定し、高音質再生を実現するというもの。今回は従来では22kHzまでしか補間できなかった技術を改良し、44.1kHzまでの音域に対応させている。

電源、オーディオ、電池の各グランドは、基板上のパターンだけでなく、非磁性ステンレス合金の大型シャーシを介してつなげることにより、グランドラインの強化と音質向上を実現している。またシャーシ形状に「fホール」を採用したことにより、音質劣化の要因となる振動の効果的な減衰と抑制を可能にし、音像の定位感・奥行き感を高めた高品位な音質を実現している。

同社独自の可逆圧縮方式「Kenwood Lossless」では、元の音楽データの音質を損なうことなく平均圧縮率で約60%のサイズに圧縮し、保存することができる。再生時には元の音楽データへ復元でき、CD同等の音質で楽しむことができる。

その他にも、付属ヘッドホンのユニット形状を見直し、コイル部には磁束による他パーツへの干渉を排除する「チップインダクター」を採用するなど、高音質を徹底追求した設計となっている。

【問い合わせ先】
ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0570-010-114

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドKENWOOD
  • 型番HD30GB9
  • 発売日2006年9月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
【SPEC】●再生ファイル:MP3/WMA/WAV/Kenwood Lossless ●インターフェース:USB2.0/1.1 ●電源:内蔵リチウムイオン充電池 ●外形寸法:約61W×104H×17Dmm ●質量:約140g ●対応OS:Windows XP/2000