初のSFPポートを搭載

エソテリック、Grandiosoシリーズ初のネットワークトランスポート「Grandioso N1T」。約300万円

公開日 2025/02/10 19:13 筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ティアック(株)は、同社の展開するESOTERIC(エソテリック)ブランドより、フラグシップライン「Grandiosoシリーズ」初のネットワークトランスポート「Grandioso N1T」を2月10日より発売する。価格は2,970,000円(税込)。

Grandiosoシリーズ初のネットワーク機器が登場!

DAコンバーターを搭載しないデジタル出力特化のトランスポートとなり、同社のモノラル構成DAコンバーター「Grandioso D1X SE」や、SACDプレーヤー「Grandioso K1X SE」のデジタル入力とも接続できる。

第4世代のネットワークエンジン「ESOTERIC Network Engine G4」を搭載、フラグシップにふさわしいパワフルな処理能力と高音質を実現する。最大DSD22.5MHzの再生に対応するほか、初のSFPポートも搭載する。ネットワークエンジンとオーディオ回路は相互にアイソレーションされており、コントロール用も含めそれぞれに独立した強力なリニア電源を搭載する。

「Grandioso N1T」のフロントパネル

独自の超広帯域デジタル伝送「ES-LINK5」に対応しており、エソテリック製DAコンバーターとHDMIケーブルで接続し高音質伝送も実現できる。「Grandioso D1X SE」との接続では、2本のHDMIケーブルを活用することで、DA回路のL/R完全分離も実現できる。

「Grandioso N1T」の背面端子。2系統のES-LINKデジタル出力端子のほか、RJ-45のほかにSFPポートを新たに搭載することも特徴

またUSB出力も特別なオーディオ専用端子となっており、ES-LINK5と同様にネットワークエンジンから完全にアイソレートされて出力される。そのほかXLR、COAXIAL等のデジタル出力も搭載する。また10MHzクロックの入力端子も装備している。

Grandioso P1X SE(電源ユニット別筐体のCDトランスポート)、D1X SE(2筐体式DAコンバーター)、G1X(クロックジェネレーター)と組み合わせることで、6筐体構成の究極のデジタル再生システムが完成する

自社アプリ「ESOTERIC Sound Stream」による操作が可能で、TIDAL、Qobuz等のストリーミングサービスに対応するほか、RoonやSpotifyの再生も可能。また「Grandioso G1X」とのクロックシンク機能も搭載する。

また機構面ではGrandiosoシリーズで培われてきたセミフローティングトップパネルを採用するほか、独自のピンポイント・アイソレーション・フットを採用する。

サイズは445W×132H×448Dmm、質量は23.1kg。電源コードとHDMIケーブル2本が付属する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE