ディスクドライブを接続して

<HIGH END>DELAのオーディオ用NAS「N1Z/N1A」が“PCレス”CDリッピング機能に対応

公開日 2016/05/07 12:07 編集部:小澤貴信
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独ミュンヘンで開催中の「HIGH END 2016」にて、バッファローはDELAブランド(欧州でのブランド名は「MELCO」)のオーディオ用NAS「N1A/N1Z」を出展。アップデートで対応予定のCDインポート機能を公開した。日本も含む各国での正式リリースは、5月20日頃を予定している。

N1Aと外付けドライブを組み合わせて「CDリッピング」をデモ

N1A/N1Zに外付けディスクドライブを直接接続してCDをリッピング、内蔵ストレージに保存することが可能となる。この際、パソコンは一切用いない。リッピング形式はWAVとFLACから選択ができ、FLACについては圧縮率を3段階から選択可能。さらに非圧縮FLACでの読み込みもできる。なお、リッピングソフトは自社開発したとのことだ。

メタデータはGracenoteから取得する。よってリッピング時にはインターネットに接続しておく必要がある。メタデータはFLACに加えて、WAVにも付加することができる。Gracenoteが複数のタイトルデータを発見した場合は、フロントディスプレイに候補を表示。本体からの操作で付加したいメタデータを選択することができる。なお、本体からのメタデータ編集には、現時点で対応していない。

リッピング時の本体画面。PCを一切使わず、本体からの操作のみでリッピングが行える

また、WAVやFLAC、DSDといったオーディオファイルを収録したデータディスクの読み込みにも対応している。例えば、「雑誌付録のディスクを、PCを使わずにN1A/N1Zへ取り込む」といった使い方も可能だ。

DELA「N1Z」

組み合わせる外付けドライブについては、ACアダプターで給電するタイプに加えて、USBバスパワーで給電するポータブルタイプも使用できる。N1A/N1ZはUSB3.0に対応しており、USB3.0対応ポータブルドライブならケーブル1本で接続が可能。USB2.0タイプの場合は、二股ケーブルを用いて給電側を本機の別のUSB端子に接続する必要がある。

同社は、今回のHIGH ENDにおいて多くのオーディオメーカーがネットワーク再生のデモにN1A/N1Zを用いていることもアピール。T+A、CH Precision、CHORD、AYREなどの海外ハイエンドメーカーから、Technics、PIONEER、SPECなど国産ブランドまで、数多くのブランドのブースでN1A/N1Zが使用されていた。

試聴室に設置された「N1Z」

MELCOは、スペックおよびスフォルツァートと共同で展示ブースを出展していたが、別途試聴ブースも用意。N1Zをサーバーに、スフォルツァートのネットワークプレーヤー、スペックのアンプという組み合わせでデモンストレーションを行っていた。

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