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「アキバ×ストリート」の初戦をレポート

アニソンを使ったダンスバトルの全国大会が開催 ‐ アニソンオーディオ編集部記者が潜入レポート

アニソンオーディオ編集部 押野由宇
2015年01月22日
アニソンをバックにダンサーがパフォーマンスを披露する。街角で、ステージで、テレビで、配信動画で、そんなシーンを目にしたことはないだろうか。
日本で、そして世界で、アニソンとダンスの融合が注目されている。その流れをリードする存在がRAB(リアルアキバボーイズ)だ。彼らがプロデュースする、世界初のアニソン・オンリー・ダンス・バトル、「アキバ×ストリート」が開催されることとなった。今回はその初戦となる東京予選の様子をレポートする。

まず、RABについて紹介したい。総動画再生数2,600万回以上、Twitterフォロワー数6万人以上。2007年に結成された5人組のダンスユニットは、チェックのシャツをズボンにインするスタイルがトレードマーク。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディングとして映像、曲ともに人気であった「ハレ晴れユカイ」を踊った動画をWebサイトに投稿し、その尋常でなくキレの良いダンスで話題を集めたことをきっかけとして本格的に活動をスタートした。以降はネットでもリアルでも日本のみならず世界を舞台に活動し、その知名度と人気を確固たるものにしていく。


RABのメンバー。左からムラトミ、けいたん、涼宮あつき、ドラゴン、マロン(※記事初出時、お名前の順番が入れ替わっておりましたので該当部分を修正いたしました。お詫び申し上げます)
メンバーの実力もさることながら、やはりアニソンを視覚化するかのようなダンスパフォーマンスが評価を集める要因だろう。『月刊少女野崎くん』オープニング「君じゃなきゃダメみたい」、『メカクシティアクターズ』オープニング「daze」などなど、音楽的決め所を押さえつつアニメ本編の内容をも汲みとったパフォーマンスは、初見にしてビューワーを惹き込み、そこから逆にアニメを見始めるという人も少なくないほどだという。
RAB公式サイト
RABYoutubeチャンネル


RABがアップした動画は、ニコニコ動画やRABYoutubeチャンネルから見ることができるので、急いでチェック!
そんなRABがプロデュースするのが、”アニソンだけで展開されるダンスバトル”、「アキバ×ストリート」。アニソンとダンスの文化を確立すべく行われる、世界初の最強オタクダンサー決定戦だ。
舞台は全国。東京、大阪、福岡、名古屋、北海道にて予選が行われ、そのバトルを勝ち抜いた猛者8名が東京FINALに集う。ストリートダンスやパラパラ、社交ダンスからヲタ芸まで、なんでもありのフリースタイルにより展開される。
アキバ×ストリート公式ホームページ


世界初のアニソン・ダンス・バトルの全国大会「アキバ×ストリート」

前段が長くなったが、去る1月17日、「アキバ×ストリート」の嚆矢となる初戦が東京は秋葉原、「moefarre」にて開催された。エントリー人数は80名弱。予選からして人数が多いためいくつかのグループに分けられ、そこを勝ち抜いた各2名、そして敗者復活戦にて選ばれた2名の計16名により、ソロバトルのトーナメントが行われるシステムとなった。


会場となった秋葉原「moefarre」。入り口をくぐり、地下へと続く長い階段を降りた先に、ダンスバトルのフィールドが存在する

グループリーグが始まる前、まだ記者が会場へと続く階段にいる段階から、すでに漏れ聴こえる重低音。というかアニソン。前後にいる参加者からは、早くも「この曲で動きたい!」という声が上がる。
会場内に到着すると、すでに肩慣らしと言わんばかりに参加者によるパフォーマンスが繰り広げられていた。『ハナヤマタ』オープニング「花ハ踊レヤいろはにほ」、『這いよれ!ニャル子さんW』オープニング「恋は渾沌の隷也」など、アッパーな曲で高まる熱気。全ての参加者や観戦者が会場入りした後、RABのメンバーによるルール説明が行われ、とうとう最初のグループに割り振られた参加者の名前が呼ばれ始めた。


東京予選ではムラトミ、涼宮あつき、ドラゴンが審査員、マロンが司会進行、けいたんがDJという役割分担となっていた

グループリーグでは、各グループに分けられた10名あまりが、RABけいたんによって選曲されたアニソンに合わせて自身のタイミングで中央に飛び込みダンスを始める。1人がダンスをする間は、残りの参加者は会場を盛り上げつつその動きを真剣な眼差しで見つめる。おおよそイントロから最初のサビが終わるくらいの時間で、次の参加者にバトンタッチ。そこで曲が変わる場合もあれば、同じ曲がそのまま続行されることもある。


参加者の輪によってできたステージで、それぞれが自由にパフォーマンスを披露する

単純に計算して、グループリーグとその後のトーナメント、さらにはブレイクタイムで流される曲も含め、200曲程度のアニソンが1会場で用意される。それが全国の会場でそれぞれ用意されると、もう膨大な数だ。しかし、そんななかから1曲が突如流れ出しても、会場にいる誰もが即座に反応。リズムに身体を揺らし、メロディに導かれるように前に飛び出して、踊る。歌詞に合わせたり、アニメのシーンを想像させるような振り付けすらお手の物。観客もどんな曲であっても常に合いの手を叫ぶ。みんな、アニメ好き。ちなみに、最も全員の声と心がひとつになったように感じたのはアニメ『ロウきゅーぶ!SS』エンディング「Rolling! Rolling!」での「小学生は最高だぜ!」コールだった(空耳歌詞だけど愛さえあれば関係ないよね)。
実際、ダンスバトルで流れる曲は多種多様。一部を挙げると、『ソードアート・オンライン』オープニング「crossing field」、『日常』オープニング「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」、『ブラック・ブレッド』オープニング「black bullet」、『変態王子と笑わない猫。』オープニング「Fantastic future」。懐かしいところでは『地獄先生ぬ〜べ〜』オープニング「バリバリ最強No.1」や『スラムダンク』エンディング「あなただけ見つめてる」。アップテンポなナンバーだけでなく、『Angel Beats!』オープニング「My Soul,Your Beats」なども選曲されていた。


キュートな歌詞に合わせた振り付けが、なぜだか突き抜けてカッコイイ


「ルパン三世のテーマ」ではタップダンスが披露されるなど、楽曲とマッチしたパフォーマンスに会場が沸いた

グループリーグが終了した後は、敗者復活戦に。なんと、その方法は筆記試験。RABが作成した、アニメを愛する人間でなければ答えられない問題を解き、正答率の高い上位2名がトーナメントに参加できるのだ。

みんなでテスト中。筆者も挑戦してみたところ、回答率は微妙。地味に難しい……

こうして選ばれた16名によるトーナメントが、満を持してスタート。ここからはソロバトル形式となる。1曲に対し2人がパフォーマンスを披露し、審査員により次のバトルへと進む勝者が選ばれる。ここからのダンサーが発する熱量は、先ほどまでに増して凄まじい。
全試合に見どころがあり、審査員のRABムラトミも感涙してしまうほどのドラマが展開された。その様子はトーナメントの結果と写真にてお伝えしたい。











【BEST 16】
○ざかるとP VS フリーシャ×
×たかたん VS 超妖怪弾頭ネオたん○
×ルッコラ VS SCYTHE JAPAN○
○スギヲ VS Muffin×
○のびた VS がんも×
○jun-G VS JA☆PAN×
○KGO VS ゾマやかじゃない!×
○バッキー VS やましょう×

【BEST 8】
×ざかるとP VS 超妖怪弾頭ネオたん○
×SCYTHE JAPAN VS スギヲ○
×のびた VS jun-G○
○KGO VS バッキー×

【BEST 4】
○超妖怪弾頭ネオたん VS スギヲ×
○jun-G VS KGO×

【決勝】
×超妖怪弾頭ネオたん VS jun-G○


ベスト4に勝ち上がったKGO

同じくベスト4となったスギヲ


ファイナリストにして準優勝、超妖怪弾頭ネオたん


そして優勝を飾ったjun-G。記念写真には、常にjun-Gを側で支えつつダンスにも登場した嫁のすーぱーそに子も、もちろん一緒

実のところ、記者はダンス・バトルの大会を生で見るのは初めて。勝手に、緊張感が漂う中で殺気立ったダンサーが死闘を繰り広げるファイトクラブのようなイメージを抱いていたのだが、そんなことはなくこの空間は単純に楽しい。全員が真剣なのは間違いないが、バトル後には互いを讃え合い、必ず笑顔が溢れる。誰も彼もが一丸となって盛り上がる。観客も含め全員で作り上げる大会という空気は、アニソン・ダンス・バトルの特色なのかもしれない。
以降の「アキバ×ストリート」は下記のスケジュールで開催される。また東京でも決勝当日予選が行われるので、ぜひお近くの会場を選んで、この楽しさを体感して欲しい。

【大阪予選】
開催日:1月24日(土)
開催地:日本橋 wktkTHEATER
OPEN:12:00
バトルエントリー費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)
観戦費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)

【福岡予選】
開催日:1月25日(日)
開催地:天神club selecta 
OPEN:12:00
バトルエントリー費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)
観戦費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)

【名古屋予選】
開催日:2月7日(土)
開催地:栄Roxx
OPEN:12:00
バトルエントリー費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)
観戦費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)

【北海道予選】
開催日:2月14日(土)
開催地:札幌STUDIO JAPAN
OPEN:12:00
バトルエントリー費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)
観戦費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)

【当日予選】
開催日:3月21日(土)
開催地:新宿DECABAR Z
OPEN:12:00
バトルエントリー費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)
観戦費:事前¥3,000(1D別)/当日¥3,500(1D別)

【東京ファイナル】
開催日:3月21日(土)
開催地:新宿FACE
START:18:00
観戦費:¥3,500(1D別)/当日¥4,000(1D別)

最後になったが、本大会には数々の企業が注目、協賛している。音元出版でもアニソンというジャンルを盛り上げるこの取り組みを応援していきたい。



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