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通常は非公開の産業目的の施設も披露

日東紡音響、新試聴室など同社施設を公開 - Phile-webがメディア初の取材に成功!

Phile-web編集部
2009年10月22日
日東紡音響エンジニアリング(株)は、千葉市稲毛区にある第2音響研究所に新たに設けた試聴室を、Phile-webおよびanalog誌編集部に公開。両編集部がメディアとして最も早く同試聴室の取材を敢行した。

新試聴室内の様子

試聴室は、同社が開発した独自のルームチューニング機構「Acoustic Grove System(AGS)」の効果を体験できる施設。建物内に53.6m2の「リスニングルーム」と、13.9m2の「ブース」という2部屋を用意している。

施設内の部屋配置

AGSの技術解説

本日はリスニングルームでデモを体験。BDでのサラウンド音声と、2chでのCD再生でAGSの効果を体験した。なお、デモ用に試聴室に用意されているシステムは下記の通り。

■スピーカーシステム
・日東紡音響 NES211S(T)×5 / NES100LFE×2
■パワーアンプ
・日東紡音響 NES500 / NES450
■CDプレイヤー
・LINN AKURATE CD
■ネットワーク・デジタル・ソース
・LINN KLIMAX DS
■プリアンプ
・MARK LEVINSON No326S
■プロジェクター
・SONY VPL-VW60
■スクリーン
・SCREEN RESEARCH ClearPix2
■AVセンター
・Pioneer VSA-LX70
■HDD/BDレコーダー
・SONY BDZ-RX50

プレーヤー類にはLINN「AKURATE CD」などを用意

スピーカーは同社製のモニタースピーカーを使用

試聴室は壁面がAGSで覆われており、カーテンでAGSを遮ることも可能。カーテンを開閉することで、製品の有無によってどれほど音に違いが出るのかを実感できるように作られている。

壁面のアップ

カーテンで壁面を覆って室内をAGS未使用時とほぼ同じ状態にすることも可能

なお、リスニングルームは変則的な八角形のような形状を採用。音の広がりやサラウンド感を考慮した結果、長方形などの一般的な部屋とは異なる形状を採用したのだという。

デモの音源には、ピアノソロやジャズトリオ、オーケストラなどを使用。楽曲ごとにカーテンを開閉し、それぞれでAGSの効果を体験した。デモは製品の有無によって大きな差が感じられる内容で、analog誌の記者も製品の効果に驚きを見せていた。

“Sylvan”のみを使用した状態でもデモを実施

また、試聴室から少し離れた場所の音響研究所内にある「残響室」と「無響室」も公開。同施設は同社が産業目的で使用しているもので、例えば自動車メーカーが新たな車種を開発する際に騒音の伝わり方を測定するなど、業種を問わず様々な企業に利用されている。

研究所内には“Sylvan”の試作品の姿も

残響室は、その名の通りに音が響き渡るように作られている部屋。吸音する物質を排しているだけでなく、音を反射させる板を配置している点なども特徴だ。そして、無響室では室内を吸音材で完全にパッケージ。ほぼ完全に音が響かないスペースを作り上げている。

残響室には音を反射させる板を配置

開発品などを設置することのできるスペースを用意。隣の無響室に漏れる音を測定するなどといったように利用される


吸音材で四方を囲む

足下にも吸音材を配置

また、両部屋は特殊な工法で床面が地面に直接触れないように若干浮かせて作られている。これにより、近くの道路をトラックなどが走行する際の振動の影響を受けないようにしているのだという。

なお、Phile-webでは同施設を見学できるツアー(関連ニュース)を今週末と来週末に実施予定。参加者募集は既に締め切っているが、日東紡音響エンジニアリングでは個人単位での見学申し込みも受け付けている。見学申し込みの問い合わせ先は下記の通り。

・メール:ags@noe.co.jp
・WEB:http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_08.html
・電話/FAX
  日東紡音響エンジニアリング株式会社
  営業推進部 担当:山下 氏
  TEL/03-3634-7567
  FAX/03-3634-5327

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