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公開日 2025/01/30 10:00
ワイヤレスモデル「ATM355VFcH」も

オーディオテクニカ、楽器収録用コンデンサーマイクロホン「ATM355VF」

編集部:松永達矢
オーディオテクニカは、楽器収録用のコンデンサーマイクロホン「ATM355VF」「ATM355VFcH」を、2月7日(金)に発売する。価格はオープンだが、ATM355VFが税込76,230円前後、ATM355VFcHが税込64,130円前後での実売が予想される。

「ATM355VF」

弦楽器や管楽器の集音に最適な設計を施された小型コンデンサーマイクロホン。ATM355VFが有線モデルで、ATM355VFcHがワイヤレス専用モデルとなる。米アナハイムで開催された「The 2025 NAMM Show」にて発表された製品が、この度正式に案内される格好だ。

いずれもプロのライヴ環境やスタジオユースを想定して開発されており、付属の専用マウントでバイオリンやフルートなどの楽器に装着することができる。また、フレキシブルなグースネックパイプの採用により、ハードな演奏でもマイクロホンを正しいポジションにキープできるとしている。

バイオリンへの装着例

フルートへの装着例

ユニットには、バックエレクトレット型カーディオイドのコンデンサーマイクを採用。ユニット正面方向への感度に優れ、ハウリングの抑制と不要な音の低減に寄与するという。最大入力音圧レベルは148.5dB SPL(1kHz THD1%)の高感度設計となっており、収音においてクリアでバランスの取れたレスポンスを実現すると謳う。

マイクロホンユニット部

不要な低周波音については、付属のパワーユニット「AT8543」に搭載される、切替可能な80Hzローカットフィルターにて低減可能。フラットレスポンス、ローカット(80Hzハイパスフィルター)から選択できる。

パワーユニット「AT8543」を付属

指向特性が異なる別売のオプション交換ユニットにも対応しており、「UE-O」に交換することでハイパーカーディオイド、「UE-H」に交換することで全指向性への切替が可能。収音環境に応じて、使用の選択肢を広げたとしている。また、同社の発売するcW-styleボディパックトランスミッターへの接続もサポートする。

周波数特性は40Hz - 20kHz、感度は-39dB(12.6mV)(0dB=1V/Pa、1kHz)、出力インピーダンスは200Ω、ダイナミックレンジは126.5dB(1kHz at Max SPL)で、SN比は72dB(1kHz at 1Pa、A特性)となる。付属品として上記のバイオリンマウント(「AT8491V」)、フルートマウント(「AT8491F」)、ジョイントアダプタ(「AT8493」)、ハードケースを同梱する。

ワイヤレスモデルのATM355VFcHは、末端にスクリュー式の2ピンコネクターを備えたモデルで、同社のcH-Styleボディパックトランスミッターに接続して使用を想定する。

「ATM355VFcH」

「ATM355VFcH」のケーブル末端部。スクリュー式の2ピンコネクターを備える

800MHz帯のアナログ/デジタルや、1.9GHz帯デジタルで利用可能。オーディオテクニカのワイヤレスシステムだけでなく、他社システムでも利用できる互換性を備える。またパワーモジュールが付属しないため、有線モデルのローカットフィルター機能は非搭載となる。

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