オーディオマニアの欲望を凝縮、秋葉原の専門ショップ「オーディオみじんこ」。オタクの“聖地”を炭山アキラ氏が探訪!
2026/06/29
オーディオ専門店オーディオみじんこは、インターコネクトケーブルの新製品として「妖刀」シリーズ全4モデル(XLR/RCA/ポータブル&デスクトップオーディオ用 4.4mm/ポータブル&デスクトップオーディオ用 3.5mm)を発売した。
ラインナップおよび価格は以下の通り(価格はすべて税込)。
・「妖刀XLR」(標準1.0m):220,000円 ※延長は10cm毎に5,000円
・「妖刀RCA」(標準1.0m):220,000円 ※延長は10cm毎に5,000円
・「妖刀IC 4.4mm」(標準20cm):75,000円 ※延長は10cm毎に2,000円
・「妖刀IC 3.5mm」(標準20cm):75,000円 ※延長は10cm毎に2,000円
「オーディオ銘機賞2026」を受賞したUSBケーブル「妖刀USB」の設計思想を、アナログ伝送へと持ち込んだインターコネクトケーブル。妖刀USBのユーザーや、純銀線のラインケーブルを探しているユーザーからの「この音でライン間もつなぎたい」という強い要望に応えるかたちで製作された。
導体の中核には、妖刀USBと同じ0.35mmの高純度銀線を4本撚り合わせたものを採用。グラウンドには日本では入手が難しいという真鍮線編組シールドを使用しており、これにより音の背景の暗さが向上し、小音量でも消えていたはずの気配が残る生々しいサウンドを引き出すという。
プラグハウジングは真鍮からの削り出しに鏡面クロームメッキを施したものを採用。ケーブルの振動が最後に集まるプラグの根元に真鍮の質量を持たせることで、振動を抑え音の芯を安定させている。外装には紫を帯びた編組スリーブを採用し、光の角度によって正面からは黒、斜めからは深い紫が浮かび上がる仕様となっている。
音質傾向については、「銀線は硬く鳴る」という先入観を覆すというピラミッドバランスを実現したと同社は説明。低域は量ではなく深さでどっしりとした構えを作り、その上に中域の艶やかさ、素直に伸びる高域が重なることで、激しい音も反応鋭く描きながら気品を失わないサウンドに仕上げているとアピールする。
各モデルの仕様として、バランス接続用の妖刀XLRは金メッキ電極を採用し、プラグのリング(赤・黒)でL/Rを識別できる。アンバランス接続用の妖刀RCAは、接点面積が小さくプラグの作りが音に出やすいことを考慮して銀メッキ電極を採用。グラウンドを両端で接続して機器間の電位差を揃えているほか、プラグには接続方向(送り出し側から受け側へ)を示す矢印が印字される。
ポータブル機器やデスクトップオーディオ向けの妖刀IC2種は、短尺でも硬くならず、機器を重ねた状態でも無理なく取り回せる柔軟性を確保。「IC 4.4mm」は5極バランス、「IC 3.5mm」は3極シングルエンド接続に対応し、いずれも金メッキ電極を採用している。
本シリーズの設計・製作は、「NOCTURNE」や「SILVER FOREST」シリーズで知られる同店のここあ氏が担当。純銀導体の選定からはんだ付け、シールドやハウジングの組み上げ、音質調整まで全工程を完全手作業で行っている。
なお、大変な工数がかかるため量産はできないとのことで、XLRとRCAは基本受注生産(1mの在庫がある場合は即納)となり、ICの2モデルについては在庫品として販売される。