トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2025/10/27 10:12
渦電流を発生地点で瞬時に除去

ZYX、MCカートリッジ8機種を「VXシリーズ」としてオールモデルチェンジ

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈

ZYXは、ステレオMCカートリッジの全8機種を、「VXシリーズ」としてモデルチェンジする。発電において発生する渦電流の完全キャンセル化に挑んだ、ZYX最先端技術の結晶となる。



「Ultimate-VX-ASTRO/Diamond」


ラインナップは以下の通り(価格はすべて税込)。
「Ultimate-VX-ASTRO/Diamond」 2,046,000円
「Ultimate-VX-ASTRO」 1,683,000円
「Ultimate-VX-DIAMOND」 1,782,000円
「Ultimate-VX-OMEGA」 638,000円
「Ultimate-VX-4D」 528,000円
「Ultimate-VX-AIRY」 393,000円
「Ultimate-VX-100」 237,600円
「R50-Bloom-VX」 171,600円



「Ultimate-VX-ASTRO」




「Ultimate-VX-DIAMOND」




「Ultimate-VX-OMEGA」




「Ultimate-VX-4D」





「Ultimate-VX-AIRY」




「Ultimate-VX-100」




「R50-Bloom-VX」 


ZYXのMCカートリッジの発電システムは、発電コイルの前部に平らな鉄製のヨーク、後部に振動系を保持するポールピースと呼ばれる部品を備えたヨークによって、発電コイルに強力な磁界を供給する構成となっている。


カートリッジの再生時には、発電コイルからの発電信号の強さに比例して両ヨーク表面に逆磁界を生じさせる渦電流が発生、音声信号に悪影響を及ぼすことがある。今回のVXシリーズでは、渦電流を発生地点で瞬時に除去できる技術が搭載されている。


マグネットはサマリュウムコバルトで、本体はポリカーボネイト。「R50-Bloom-VX」を除く7モデルについては、カンチレバーは収束カーボンファイバー、スタイラスはマイクロリッジを採用。「R50-Bloom-VX」のみ、カンチレバーはマグネシウム・アルミニウム合金で、ラインコンタクト針を採用。


また、オプションでコイル線材を選択できる。「Ultimate-VX-100」と「R50-Bloom-VX」を除く6製品は、発電コイルに6Nクリスタル銅(Xタイプ)を採用しているが、オプションで極大結晶子銅(XXタイプ)とS(5N銀)を選択可能。Ultimate-VX/AIRY/4D/OMEGAは22,000円の追加料金、Ultimate-VX/DIAMOND/ASTROは33,000円の追加料金で変更できる。また高出力タイプのオプションも用意されている。


出力電圧は0.24mV(高出力タイプは0.48mV)、周波数特性は10Hz-100kHz(R50は40kHz)、チャンネルセパレーションは>30dB/1kHz(R50は>25dB/1kHz)。適正針圧は2.0gで、使用針圧範囲は1.7-2.5g。


なお、ZYXの国内発売については、東日本エリアは(有)アレグロが、西日本エリアは(有)ヒノ・エンタープライズが代理店となっている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB