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RESULTS 結果発表

オーディオアクセサリー銘機賞2023

RESULTS結果発表

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廉価で高音質の電源ケーブルが製作できる切り売りケーブル

炭山アキラ

高品位導体のPC-Triple Cを採用しながら非常に廉価で高音質の電源ケーブルが製作できると評判のサエクAC-3000は、2芯ケーブルだからアースが接続できなかった。そこでオールPC-Triple Cの3芯構成にしたのがAC-3003である。導体の太さは3000と同じく2スケアだが、無暗に外径を大きくしない設計もうれしい。音は割合とシャッキリした3000に比べてややアダルト寄りの感触で、大人のハイファイが楽しめる。

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バイワイヤの効果が十分堪能できる普及モデル

炭山アキラ

同社のバイワイヤリング用スピーカーケーブル、SC-HR2000よりさらなる低価格を実現。バイワイヤリングの魅力をさらに普及させたいとして開発したものだ。4芯構造で0.3mmΦのPC-Triple Cを7本を6束ロープ撚りして、ポリエチレンの絶縁被膜で構成。4芯を合わせて介在を紙テープで巻き、外装には耐熱性ポリオレフィン樹脂のシースを採用する。キリッと立つ音像と音場の広がりが印象的で、確かにバイワイヤの効果が十分に堪能できる。

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鮮度や解像力、音楽の生命力が大幅に増大

林 正儀

第2の接点革命とも言えるSuperTMD。驚異的な性能向上を遂げており、2液から1液になって施工も随分楽になった。初代TMDから連続のグランプリ受賞は当然であろう。鮮度や解像力、音楽の生命力が大幅に増大する効果だ。ケーブル伝送の課題の大半はプラグ部分で発生しており、本液の重要性を改めて認識した。

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透明度高く解像度のしっかりした性能が魅力

福田雅光

ノイズを低減する4芯スターカッド構造の、取り回しの良さも特徴となるロングセラー電源ケーブルである。第6世代に進化したケーブルは、低温アニールOFC導体に、プラグとコネクターには最新鋭アーマードシリーズから、メッキレス電極のAP-029とAC-029を採用し強化。従来からの滑らかさのあるバランスの良さとキャラクターの少なさに、透明度が高く、低歪みで濁りも大変少ない、解像度のしっかりした性能が魅力である。

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超コンパクトなプラグタイプの仮想アース

林 正儀

仮想アース装置はボックス形状がこれまでの常識だったが、これは超コンパクトなプラグタイプだ。端子の形状も数種類が用意され、スピーカーに直接繋ぐ仮想アースもラインナップ。エッチング処理などのノウハウが凝縮され、デザインセンスも抜群。大きな面積でアース効果が安定するのは確かである。2段連結させると、効果は倍以上になった印象だ。

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コストパフォーマンスの高いテクニカのFLUAT500シリーズ

炭山アキラ

FLUATシリーズに追加された、比較的求めやすいクラスの製品群だ。インターコネクトはRCAとXLR、そして電源ケーブルはコンセント側2ピン/機器側IECというプラグ構成を持つ。いずれも非常に高品位の端子である。インターコネクトは生成りのコットンシャツを思わせるどこかオーガニックで素直な表現が素晴らしい。電源はワイドレンジでパワフル、フォーカスがピシリと合った表現が快感だ。大変なハイCPケーブル群である。

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マグネシウムの純度アップで劇的に進化した

林 正儀

MZX-4は、ティグロン新世代MZシリーズの複合型インシュレーターだ。マグネシウムインシュレーターのMシリーズから大きく進化しているが、最大のポイントはマグネシウムの純度アップである。僅か数パーセントだが、劇的な変化をもたらし、もう元には戻れない。純度と仕上げが向上し、カップ底面のD-RENチューニングフィルムは振動対策の特効薬。これら、三位一体の効果によって完成されたティグロンサウンドに期待する。

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柔らかくしなやかで、いい意味で“普通の音”を再現する

炭山アキラ

オーディオケーブルとしては極めて細く、また柔らかでしなやかなのが特徴の製品だが、音は相当にレンジが広く、何より鬼面人を驚かすようなところのない色付けの少なさ、いい意味で“普通の音”を再現する貴重なケーブルということができるだろう。ケーブル部は切り売りもされているFLUXで、φ3㎜の中に4芯シールド構造が詰まっている。非常に高度なケーブルである。LINEレベルのほか、フォノ用にも適性は高いだろう。

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どっしりした安定感と生き生きとした躍動感

炭山アキラ

これまでアース線へ参入していなかったゾノトーンが第1弾として繰り出してきたのは、とてつもない物量と同社らしい精密極まる構造だ。導体は5種のハイブリッドで、それを2本ずつ合計10芯用意、制振材を中心として整然と円周状に配置されている。厚手のアルミ箔でシールドが施されているのも見逃せない。音は同社らしくやや明るめで、どっしりした安定感と生き生きとした躍動感、音場のゆったりとした広がりを全て満足する表現だ。

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伸びのびと屈託のない鳴りっぷりが魅力

炭山アキラ

マグネシウムを応用した制振インシュレーターD-REN Proの技術を応用したD-RENシースを持つインターコネクト。導体はDF-OFCの3芯構造で、RCAは高品位のバレットプラグ、XLRは高信頼のノイトリック製品が用いられている。耳へ全神経を集中させて聴きたくなる2000シリーズに対して、こちらは少しリラックスして聴きたくなる表情で、伸びのびと屈託のない鳴りっぷりは幅広い層のマニアに薦められる。

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エネルギーの強化による瞬発的な起伏の拡大が目覚ましい

井上千岳

壁コンセントに差して使用する電源スタビライザーである。ボディはテフロン削り出し、キャップは航空アルミ合金2017S。電極にはリン青銅と2017Sアルミ合金という異種金属を組み合わせている。内部には特殊コイルを組み合わせた独自の回路を、PC-Triple C/EXを介して搭載。また天然水晶などの鉱石も使用している。ノイズの減少はもちろん、エネルギーの強化による瞬発的な起伏の拡大が目覚ましい。

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音の厚みとスケール感を生むハイエンドケーブル

炭山アキラ

ハイエンドケーブル「FLUAT700シリーズ」のスピーカーケーブル。6N-OFCと、PCUHD、HYPER OFCのトリプルハイブリッド導体を採用。被覆にアニール(焼き鈍し)を加えるヒートリリーブ処理が施されている点が大きな特徴である。端子はYラグとバナナプラグを選ぶことができ、導体と端子の接合は6方向から3トン以上にも及ぶ力をかけて圧着されている。一聴して音の厚みとスケール感が一気に向上したことが分かるスピーカーケーブルである。

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反射・拡散/吸音という概念を超えた効果

炭山アキラ

わずか厚さ11mmの薄板で、壁にマジックテープで貼りつけることができるパネルであるにもかかわらず、反射・拡散/吸音という概念を超えて部屋全体の響きを整える効果を持つアイテム。多種の金属を積層したメインパネルには極めて微細なフジツボ状の頂点に穴を伴った突起が倍音の拡散を担っている。スピーカーの1次反射がちょうど当たるあたりへ左右1枚ずつ貼るだけで中低域の曇りが晴れ、分離が大幅に高まる効果が確認できる。

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澄み切ってスピードと解像度に溢れている

井上千岳

空気絶縁エアヘリックス構造の思想を体現しながら、コストを抑えつつ同様の特性を実現するマイクロ・エア・シリーズの最上位スピーカー・ケーブル。精密な同心円を形成するコンセントリック構造の導体を芯線とし、PEマイクロスキン絶縁とPEマイクロメッシュで被覆して8芯マルチコアに仕立てた構成だ。テフロン以上の絶縁性能から引き出される音調は歪みや濁りをまるで感じさせず、澄み切ってスピードと解像度に溢れている。

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音場の見晴らしが向上し音像も溌溂と歌う

炭山アキラ

電気的な特性を持つ鉱石に微細なカーボン粉末を凝固させた素材を加えることでイオン化傾向を最大限高め、そこへ挿し込まれた高純度銅素材にノイズを吸収、機器のグラウンド電位を安定化させるグラウンド・スタビライザーである。接続した瞬間に音場の見晴らしが劇的に向上、音像も生きいき溌溂と歌い、奏でるさまが眼前に展開する。決して廉価な製品ではないが、これはもはやコンポーネントの風格を備えているといって過言ではない。

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鮮度と空間のリアリティが全体的にアップ

林 正儀

新たな最高峰の電源ボックスである。独自のフィルター回路を3系統に独立配置し、「ハイパワー」「ローパワー」に加え、新たにデジタル専用端子が追加されたのが特徴。ステンレスのボディも厚くなり、剛性も強化されている。徹底したノイズ対策は特にハイレゾ音源で違いがわかる。超S/Nになり情報量や立体感が増大。鮮度と空間のリアリティが全体的にアップしているのがわかる。最新オーディオボード「AB-111」との併用もお薦めだ。

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電源ノイズを強力に抑制、静かで底力を感じさせる

井上千岳

デジタル化の進展やスイッチング電源の増加など、電源環境の変化を考慮して設計されたアイソレーション・トランスである。内部には150VAのRコア・トランスを2基搭載。これにアモルメットを組み合わせることで、電源ノイズの強力な抑制を図る。フロントパネルはサンドブラストによるマット加工の10mm厚アルミ製、内部筐体は2mm厚アルミの一枚板としている。静かで底力を感じさせる手応え豊かなエネルギーが得られる。

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ティグロンの技術を集結、緻密で説得力の高い再現性

井上千岳

ティグロンの技術を集結させたスピーカーケーブルの最高峰。お馴染みのDF-OFCをリボルバー撚りに組み、マグネシウムシールド、アウタージャケットに特殊外装チューブを採用。さらにオリジナルバーンイン技術のH.S.E.Grande を施す。特許技術アドバンスド・マグネシウムフィルターや特殊絶縁体スーパークリアアイソレーターも搭載する。その精密で説得力の高い再現性はティグロン・マグネシウムケーブルの極致とも言うべき存在である。

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キャラクターを排し、基礎能力のみが着実に引き上げられる

生形三郎

ネットワーク分野のスペシャリストであるテレガートナーが新たに手掛けた光アイソレーター。内部には高品位な変換回路を2基搭載し、その間をシングルモードの光ファイバーケーブルで接続するという構造を採用する。本機にLANケーブル2本を指すだけで、光アイソレーションが実現できるアイテムとなっている。本機を通すと音像や音場など、総体的な質感や透明度が向上。キャラクターを排し、基礎能力のみが着実に引き上げられる。

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音の冴えと目覚ましい純度感を見せつける

林 正儀

信号系プラグのNCF製品としては、昨年のRCAプラグに続く第2弾。新型XLRプラグを装着した完成型ラインケーブルだ。ボディ部と導体内部、マルチマテリアルハイブリッド構造など、どれをとっても高級感と機能美に溢れる。ケーブルを含めた絶妙といえるチューニングである。どんな瞬間にも帯域バランスの崩れがなく、レンジがスムーズに伸びきって音の冴えと目覚ましい純度感を見せつけた。バランスケーブルに革命を起こす逸品だ。

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新素材も採用、鮮度の高さが目をみはらせる

井上千岳

独自の特殊回路を内蔵し壁や電源ボックスの空き端子に挿してノイズを除去するコンディショナー。回路基板はテフロン製として一新し、内部配線にはシルクテフロン絶縁のPC-Triple C/EXを採用するなど大幅な改良が加えられた。さらにトルマリンや貴陽石に加え、話題のMu物質を新たに配合。極微粉末として塗装材に混合し、随所に使用している。ノイズの減少とエネルギーの増加、そして鮮度の高さが目をみはらせる。

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回路基板と設計の全面的な見直しで電流供給力を拡大

井上千岳

19年ぶりとなるモデルチェンジで、デザインも含め大幅にリニューアルされた。回路基板と設計の全面的な見直しで電流供給力を40%拡大。熱磁気式の新たなヒューズ・システムによって保護回路も強化され、その接触面積は一般的なヒューズ線の1000倍に及ぶという。また内部配線には超高純度OCC銅線を使用。空気絶縁に近い被覆構造も注目される。定評ある静寂感に加えて立ち上がりの速さが格段に向上。万全の態勢を確保した。

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レコードの偏心矯正機能つきスタビライザー。正確で精密な鳴りを実現

井上千岳

レコードの偏心矯正機能を備えたスタビライザーである。ターンテーブルの回転中心とレコードの中心との偏差を光学的なセンサーによって検出し、ディスプレイの表示に従って盤ごと動かすことで回転中心と高精度に揃えることが可能だ。偏心による針先の動作に対する影響は大きく、ストレスのかかった状態でのトレースはぶれの強いものになる。偏心をなくしこのストレスが消えた音は、正確で精密な別物のような鳴り方と言っていい。

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荒ぶる迫力と貴族的な品位を両立

炭山アキラ

AETの最高峰EVIDENCEシリーズの電源ケーブルが新しくなった。今作で最も注目すべきはNIインシュレーションロッドという機構で、同社独自の帯電防止素材を棒状に成型し、導体の直近に配置することで振動を自然に抑えているという。独創的なアコースティック・コンディショナーも新世代となった。ケーブル部も構造から再検討されている。音は全体がガシッと締まりながら豊かで、荒ぶる迫力と貴族的な品位を両立している。

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多段振り子の原理を応用した独創的なインシュレーター

井上千岳

独自の吊り下げ方式によるサスペンション構造に多段振り子の原理を応用した、究極的とも呼べるインシュレーターである。多段振り子は重力波望遠鏡KAGRAにも使用されている機構で、バネを何段にも重ねることによって光速に対応するような極微振動まで吸収することができる。バベルではこれに基づいて吊り下げ構造を4段とし、振動を量子レベルにまで減少させる。アナログを始めその効果は、未知の領域とまで言えるほどである。

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大電流にも対応可能、第6世代となるクリーン電源

炭山アキラ

まず基準となるサインウェーブを生成し、入ってくる電源の交流波形と比較、山がつぶれた部分や不自然な形になっている部分の逆特性を検出して電源電流に加えるという方式を採用。商用電源から改めてサインウェーブを作り出すよりも効率が高く、大電力に対応可能なのである。本機は第6世代モデルとなり、トランスやコンデンサーは容量が増えた。メーターは液晶表示となり、入/出力波形がディスプレイで見られるようになったのもうれしい。

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実演を思い起こさせるリアリズムが圧倒的

井上千岳

驚異的な音質のケーブルで昨年来強い関心と話題の中心となっているフォノ・アクースティカが開発した、スピーカー専用の仮想アースである。人工大理石の筐体に天然ミネラルを始めとする様々な物質粉を密閉。スピーカーのマイナス端子に接続することで、その再現力を大幅に引き上げることを可能とする。バイワイヤに対応して端子を左右2個ずつ装備されている。実演を思い起こさせるリアリズムが圧倒的で、その意外性に驚愕する。

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