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| 毎月連載のPhile-web特別企画「Sound Adventure(サウンド・アドベンチャー)」では、オーディオ・ビジュアルエンターテインメントの最前線で活躍される評論家の方々を「ナビゲーター」に迎え、いま最も注目を浴びるデジタルエンターテインメントのスタイルを徹底探求します。最新オーディオ・ビジュアル製品のレビューやハンドリングレポートも毎回紹介して行きます。 |
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Chika(鈴木智佳子)さんとKohei(酒井康平)さんによるアコースティックギターとボーカルのデュオ「NUDE
VOICE」。インタビュー2回目となる今回は、おふたりの「音」に対する考え方や、「音楽」とはどういう存在かについて、詳しく伺った。【→前回のインタビューはこちら】
(取材・インタビュー:Phile-web編集部/写真撮影:川村容一)
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Phile-web編集部(以下、PW):前回のインタビューでは、お二人がライブをする際に目指している「いい音」についてお聞かせいただきましたが、今回はお二人の音楽活動について詳しく伺いたいと思います。やはり小さい頃から音楽はお好きだったのですか?
Chikaさん(以下敬称略):両親が音楽が好きで、家のなかにいつでも音楽が溢れている家庭だったんです。車でドライブしながら家族全員で歌ったりとか。そういう時もパート分けまでしてハモったりしていたんですよ(笑)。
Koheiさん(以下敬称略):僕も元々音楽が好きでしたが、どっぷりとハマったのは高校のときですね。周りの友人にジェームス・テイラーやキャロル・キングといった70年代の音楽が好きな人間が多かったんです。
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NUDE
VOICE(ヌードボイス)
▲(左)Chika(右)Kohei
(写真はクリックで拡大)
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PW:いつごろから楽器や歌を始めたのですか?
Kohei:僕は小学校の時からピアノを習っていて、高校生の頃から音楽活動を始めたのですが、Chikaは高校を卒業してから初めて楽器を始めたんだよね。
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▲Chikaさん |
Chika:
はい、ギターは17歳のときに初めて触りました。実はそれまで全然楽器をやったことがなかったんです。でも、そのときにもう路上ライブをやっていました。ほんとに限られた数個のコードしか知らないのに。最初はひとつの曲しかできないから、お客さんが全員入れ替わるまで待つんですよ(笑)。で、もう一回同じ曲をやる…そんな感じでしたね。
PW:お二人がデュオを組むきっかけは何だったのですか?
Chika:
お互いがソロ活動をしていた頃、とあるライブハウスで初めて会ったのがきっかけです。出演者全員のリハーサルが終わった後、Koheiが客席でひとりギターを弾きながら、ジェームス・テイラーの「You've got a friend」を歌っていたんです。私もその曲が大好きだったので、駆け寄っていってその場でコーラスを歌った。そしたらお互いの声がすごく相性が良かったんです。
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| Kohei:そのときは「何でこの人はこんな曲知ってるんだ!しかもなんでいきなりハモれるんだ!」と驚きましたね(笑)。それがきっかけでいろいろ話をして、一緒に活動しようか、ということになったんです。それが2000年のことでした。Chikaは座間、僕は鎌倉でお互い神奈川県の出身なので、活動を始めた頃は茅ヶ崎にあるバーで毎月毎月、月2回ペースでライブをやってました。最初は少なかったお客さんも、活動を続けるにつれてだんだん会場がいっぱいになるくらい大勢来てくれるようになったので、じゃあ次は都内に、全国に…と活動の場を広げていっているところです。
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▲Koheiさん |
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Chika:
いろいろな会場でライブをするようになって、会場によっては満足のいくPAがないところもあるな、ということに気付きましたね。そういったところでも自分たちの目指す「生音と同じ音」を提供できるように調整や試行錯誤を繰り返していたのですが、2年位前からは機材を自前で用意したり、専門のPAさんも呼んで、どんなライブハウスでも同じクオリティの音を提供できるようにと頑張っています。
Kohei:僕たちはふたりのハーモニーを聴かせることを大切にしているのですが、重なり合う音楽を綺麗に響かせるためには、まずお互いの声のバランスがきちんと聞こえていないと、どういう風に歌っていいか分からなくなってしまうんですね。でもライブ会場では、お互いの生声やモニタースピーカーからの音、会場に設置したスピーカーからの音など、聞こえてくる音が沢山ある。ですからライブ前のPA調整は、戦いみたいなものですね。
Chika:
そうやって事前に調整しても、時々PAさんがライブ中にPAを変えちゃうことがある(笑)。歌っている途中で二人の音量のバランスを変えたりとか。そうするとハーモニーのバランスが分からなくなってしまうんですね。そこは少しストレスを感じていました。
Kohei:その点“L1”を使ってみて、シンプルでいいなと感じました。1セットでモニタースピーカーとメインスピーカーが兼ねられるし、何より自分のやっていること・やりたいことがストレートに表現されるので。
| (写真はシングルベースパッケージ・¥248,850(税込)) |
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BOSE
ミュージシャン向けサウンドシステム L1
model I system (取扱店限定モデル)
¥210,000(税込)〜 >>ボーズの製品紹介ページ
>>製品データベースで調べる
ラインアレイスピーカー「L1」とパワースタンド「PS1」
から構成されるミュージシャン向け楽器用サウンドシステム。1
セットでメインスピーカー/モニタースピーカー/楽器用アンプとして
機能する。「NUDE VOICE」のお二人は最近ライブをする際本機を
PAに使用している。 |
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PW:お話を伺っていると、演奏だけではなく機材についてもすごくこだわりがあることが伝わってきました。
Chika:
NUDE VOICEを結成したときからお世話になっているレーベルの方の影響もあるかも知れませんね。その方たちは機材にものすごくこだわりのある人だったんです。それで、いろんな種類の機材を試させてくれて、私たちの声に合うマイクやPAの扱い方とか、いろんなことを教えてくれたんです。いい音を出しているアーティストさんを研究して、その人たちが使っている機材を試してみたりもしましたね。
Kohei:先ほどお話したように、ライブ会場ではいろいろな所から出てくる音を調整する
必要があります。聴いているお客さんに良い音を提供するのはもちろんのこと演奏者のやり易さという観点からも、それぞれの楽器や機材から出てくる音をどのように調和させるのかが大事だと思うんです。
だからこそPAの音は演奏者の理想に近いものでなければいけないと考えています。
PW:おふたりにとっては機材も楽器のひとつみたいなもので、目指す音楽を表現する重要な手段なんですね。
Kohei:そうですね。僕たちの目指す「生音と同じ音」を表現するために、例えば今日の会場だったら、100人くらい入れる広いところだし反響もいいのでリバーブはあまりかけなくても響くな、だから普段よりもリバーブ感は抑えめにしよう…ということを考えたり。こういう操作も“L1”を使うと調整パネル(オプションの「T1
ToneMatch audio engine」)で簡単にできるので有り難かったです。

▲(写真はクリックで拡大) |
BOSE
L1 model I system専用プロセッシングユニット
T1 ToneMatch
audio engine (取扱店限定モデル)
¥78,225(税込) >>ボーズの製品紹介ページ
L1 model I systemのオプション「T1 ToneMatch audio engine」。入力系統の拡張が可能なほか、ボーズ独自の「ToneMatch」プリセットとその音質調整を可能にする「zEQ」機能や、スタジオレベルの高音質エフェクター類など多彩な機能を備え、“L1”のパフォーマンスの幅を広げるプロセッシングユニット。 |
Chika:
だから、こうしてみたら、ああしてみたら…みたいな楽しみが増えました。音にこだわっている人間にとっては、表現の可能性が広がってとても有り難いことだと思います。自分たちのこだわりをそのままかたちにしたい、と考えている私たちには合っているなと感じています。
PW:昨年6月に2ndアルバム「WINDING
PATH」を発売されてから、もうすぐ1年が経ちます。ライブはもちろんのこと、アルバムを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
Kohei:今は次のアルバムに何の曲を入れようか話し合っている段階です。今まで作った曲から収録するものを選んでて、アレンジをして、それからレコーディングを始める予定です。次回作は、今年中にはみなさんにお届けしたいなと考えています。
PW:音にこだわりのあるお二人だけに、アルバムも素晴らしいものになるでしょうね!発売を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
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NUDE VOICE 2ndアルバム
WINDING
PATH SFRD-0005 ¥2,500(税込)
レーベル: SUN&FISH
全国主要レコード店にて発売中 |
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