宇宙の果ての友情が地球を救う!? 中学教師に80億人の命が託された、がけっぷちの“神頼み”作戦
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2026年公開の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をご紹介します!
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『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
(配信:Amazon Prime Video / U-NEXT)
(C)Amazon MGM Studios
アンディ・ウィアーのベストセラーSF小説を、『ドライヴ』『ラ・ラ・ランド』『フォールガイ』などで知られるライアン・ゴズリング主演で映画化。
突如太陽のエネルギーが奪われるという原因不明の事象が発生し、数十年後には地球が氷河期に突入するという未曾有の危機が到来。唯一その被害に晒されていない星が発見され、調査のため宇宙へ駆り出された元科学者の中学教師・グレース(ライアン・ゴズリング)。そこには見知らぬ惑星の生物も調査に来ており……。
数ある宇宙ものの作品の中で、それも異星人が登場する類いの作品で、こんなにもハートウォーミングなものがかつてあっただろうか。
星も種族も文化も言語も異なる異星人・ロッキーと遭遇し、コミュニケーションを図っていくグレース。やがて言語の壁を超えていくことになるのだが、そこに至るまでの過程がコミカルでありながらも現実味を帯びており面白い。
そして、時折挿入される地球での回想シーンを通して気付かされることがある。同じ言語を扱う人間同士であるにも関わらず分かり合えないことがある一方、異なる種族であり、扱う言語も異なるロッキーと分かり合い、手を取り合う。結果的にロッキーとは言語の壁が解消されるため条件は大して変わらなくなるのだが、明確な違いあるとすれば、相互理解のために言葉を用いているか否かの差。
SFやファンタジー要素よりも、友情や言語、相互理解の難しさや大切さを示してくれるのが本作の魅力であり、最終的にグレースが下す決断に胸揺さぶられるものが詰まっている。あっという間に時間が過ぎ去るため、156分という長めの尺に臆することなく飛び込んでみてください♪
(C)Amazon MGM Studios
(C)Amazon Content Services LLC
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |

























