公開日 2015/10/02 11:13

“球形フォームチップ”で高域をクリアに。コンプライ「Tsxシリーズ」でイヤホンリスニングを高める

【特別企画】球形フォルムで快適度アップ
記事構成:ファイル・ウェブ編集部
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イヤホンに装着する交換用のフォームチップを手がける米国ブランド、Comply(コンプライ)TM。コンプライのフォームチップは、独自開発の発泡材を採用することで耳穴へのフィット性や遮音性を高めていることが特徴で、日本でも多くのイヤホンユーザーから評価を得ている。

そのラインナップには、ベーシックモデルの「Tシリーズ」と同製品に耳垢ガードがついた「Txシリーズ」、縦長形状が特徴な「Pシリーズ」、エントリーモデルの「Sシリーズ」など様々な種類が用意されている。

Tシリーズ(Value)

Txシリーズ(Fidelity)


Pシリーズ(Isolation)

Sシリーズ(Sports)

特に、同社が音楽リスニング用としての特徴をアピールしているのが、球形に近い形状をした「Tsシリーズ」と、同製品に耳垢ガードがついた「Tsx」シリーズだ。Tsxシリーズは、日本におけるコンプライ現行製品の中で一番新しいモデルでもある。

Tsxシリーズ。球体フォルムを採用し、装着感をさらに高めたプレミアムモデル。音筒内径サイズは100、200、400、500。形状サイズはS、M、L。

直販サイト価格は、スタンダードなTsシリーズが2,484円(税込・3ペア)/3,348円(税込・5ペア)で、耳垢ガードつきのTsxシリーズが3,348円(税込・3ペア)/4,536円(税込・5ペア)。

Tsxシリーズ(3ペア入り)

フォーム素材などの仕様はスタンダードなコンプライ製フォームチップと同じで、純正シリコンの約30倍柔らかいという独自開発の低反発ポリウレタンを採用。人の体温で更に柔らかくなる「ヒートアクティブ仕様」で、長時間の使用でも耳を痛めないように配慮されている。

ではなぜTxシリーズ/Tsxシリーズが音楽リスニング用として強くアピールされるのか。その理由を、コンプライのCEO ロバート・オリヴェイラ氏自らが語った。同氏は、音楽リスニング用のフォームチップを開発する際に、最も重要視していることを「耳の中に挿入したフォームチップが、外耳道とどのように接触するかである」と説明した。外耳道にフォームチップの接触する面積が少なければ少ないほど、音楽リスニング中に音が安定して心地よくなるのだという。

ロバート・オリヴェイラ氏

Tsシリーズ/Tsxシリーズは、コンプライ現行製品の中で最も「球形に近い形状」をしている。つまり、形状が丸いことによって、外耳道との接触部分が少なくなっているのだ。

オリヴェイラ氏によれば、外耳道との接触部分を少なくすることで、イヤホンチップの物理的な存在によって高い周波数帯域がカットされるというようなことがなく、高音が綺麗な音で聴こえるのだという。これが、Tsシリーズ/Tsxシリーズの音楽リスニング用フォームチップとしての特徴だ(オリヴェイラ氏のインタビュー全文はこちら)。

特に耳垢ガード付きのTsxシリーズは、耳垢ガードの薄いフィルターがイヤホンへの耳垢やチリの侵入を防ぐことで、音の劣化やダメージを防ぐ構造になっており、音質とイヤホンの耐久性が共に考慮された製品だ。

Tsxシリーズの断面図。先端部を丸めることで外耳道との接触部分が少ないのが特長。前方に向かって極端に湾曲している外耳道の人が筒状のチップを装着した場合、チップの先端が外耳道の壁にぶつかってしまうが、球形フォルムの場合、チップが壁にぶつかる面積が少なくなる

●日本人の耳にフィットしやすい球形フォルム/山本敦のお薦めコメント

交換用イヤーチップを手がける米・コンプライは、多くのイヤホンユーザーに快適な音楽体験を提供してきた。その秘密は、シリコンの約30倍も柔らかい独自の低反発ポリウレタンにある。耳穴に入れて少し経つと、素材が体温に反応して柔らかくなり、耳穴にフィットする。

なかでも、日本人に多く見られる前方に向かって湾曲した外耳道にフィットしやすいのが「Tsx」シリーズだ。形状を球に近づけることで、外耳道の壁に当たる面積を減らしている。だから、長時間着けても快適かつ、遮音性が高いため、音量をあげて耳を痛める心配も少なくて済む。豊富なラインアップから、自分の耳にあうフィット感を見つけてほしい。

(山本敦)



【問い合わせ】
エントリージャパン
TEL/03-5362-3383
http://www.entry-japan.com

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