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PR 公開日 2023/06/29 06:30

HIFIMAN「Svanar Wireless」は驚きの高密度設計!最上位モデルらしい音質最優先の完全ワイヤレス

アクセサリーのような上質感も魅力
野村 ケンジ
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HIFIMANから、TWS(完全ワイヤレスイヤホン)の新フラグシップモデル「Svanar Wireless」が登場した。同ブランドならではの音質に対する徹底したこだわりはもちろんのこと、高級モデルならではの洗練されたデザインも持ち合わせる、完成度の高い製品に仕上がっているのが特徴だ。そんな「Svanar Wireless」の詳細について、紹介していきたいと思う。

「Svanar Wireless」(79,860円/税込)

2007年にアメリカで設立、現在は天津に本社を置くHIFIMANは、まだまだ新進気鋭と呼べる存在だ。平面磁界型や平面駆動型などとも呼ばれることのある、プラナー振動板を採用した高級ヘッドホンを得意としているが、ハイレゾ対応DAPやヘッドホンアンプ、イヤホンなど、ポータブルオーディオ系をメインに幅広いラインナップを展開している。

TWSについても、これまで国内で2製品を発売しているが、その上位に位置するフラッグシップモデルとして開発されたのが今回の「Svanar Wireless」となる。実際、HIFIMANならではの独自技術が幾つも採用された、かなり個性派モデルに仕立てられているのが興味深い。

■この小ささでどうやって? 独自の「ヒマラヤDAC」搭載など充実の音質設計



まず、HIFIMANがいちばん重要視するサウンドに関しては、Bluetoothチップに全ての機能を任せる一般的な方法ではなく、独立したDACやアンプを採用。しかも、DACには同社独自の「HYMALAYA DAC」(以下、ヒマラヤDAC)を搭載するなど、徹底した作り込みがおこなわれている。

独自のR2R DACモジュール「ヒマラヤDAC」を、TWSサイズで搭載しているのは驚きのひとつ

正直、「ヒマラヤDAC」を搭載、という説明を見たときは思わず目を疑った。というのも、「ヒマラヤDAC」といえば、1bitごとに精密抵抗を配置することでマルチビットDACを実現するR2Rラダー方式のDACシステム。多数の精密抵抗を並べる必要があること、DACの前段にもFPGAチップを配置する必要があることから、1チップに全てが収まっている一般的なDACに比べるとどうしてもスペース的にかさ張ってしまう。そのため、「EF400」などの据置型ヘッドホンアンプに内蔵されるのがメインだからだ。

以前には、ヘッドホン「Deva Pro」付属のBluetoothモジュールに採用されているが、そのニュースを聞いたときですら驚いたくらい。それを今回、より小型のTWSに搭載してきたのだ。一体どんな方法であの小さな筐体に収めることができたのだろうか、思わず分解して確認したくなる(今回はメーカーから借りて取材しているため、もちろんできない)。

さらに、バランス出力を持つアンプモジュールも別に搭載。どうやったらそんな構成のシステムがこんな小さな筐体に搭載できるのだろうと疑問ばかりが浮かぶ。既存のTWS製品の概念を打ち砕く、注目に値すべきオーディオシステムだ。

ヒマラヤDACに加えアンプモジュールも個別に搭載。TWSサイズでどのように収めているのか内部が気になってしまう

10mm口径のダイナミック型ドライバーにも、同社が「トポロジーダイヤフラム」とよぶ、表面に特殊なメッキ処理を施した振動板を採用することで、低域の迫力とヴォーカルの伸びやかさが巧みに両立されているという。このほか、BluetoothコーデックはSBCやAACに加えてLDACにも対応。ハイレゾ級の良音質を楽しむこともできる。

目標とする音質にあわせて特殊なメッキ処理を施した振動板「トポロジーダイヤフラム」を採用する

次ページ機能面も充実。おなじみANCに加えて高音質モードも搭載

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