公開日 2021/12/08 06:30

“開放型+ワイヤレス”という個性。オーディオテクニカ「ATH-HL7BT」は今こそ注目のヘッドホンだ

【特別企画】傑作級の音質と利便性を両立
折原一也/PHILE WEB編集部
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朝『ATH-HL7BTで聴く音楽が切り替えスイッチ。閉塞感のない “適度な” 集中力で作業効率もアップ』

昨今、ライフスタイルが大きく変化したが、そのなかでも特に生活が変わったと実感するのがテレワーク環境への移行だ。通勤時間がゼロになり、自宅でそのまま仕事をスタートすることになる。準備や移動にかかっていた時間を有効活用できるのはありがたいが、実際のところ、意識の切り替えがなかなか難しい。

“仕事モード” にスイッチする方法は色々ある。自分は仕事用としているテーブルに着いたら、ATH-HL7BTを装着してNovelbrightや[Alexandros]などテンポの良い楽曲を流すようにしている。そうやって目を覚まして、作業に勢いをつけた後は、アウスゲイル、タイラー・ザ・クリエイターなどを仕事の邪魔にならない程度のボリュームで鳴らしている。

仕事モードのスイッチをONにすべく、ATH-HL7BTで疾走感ある楽曲を再生

ちょっとした雑音は、むしろ集中力を高めてくれる。そして開放型ヘッドホンの良いところは、“適度な” 集中力が得られる点だ。これが密閉型やカナル型イヤホンなどの場合、ぐっと集中できる一方で閉塞感が強くなり、なんだか気が滅入ってくる。作業のお供には周りの空間が感じられる開放型が丁度よい。

またATH-HL7BTはワイヤレスなので、ケーブルがタイピングの邪魔をすることもない。着脱の煩わしさもなく、さらに内蔵マイクでウェブ会議にもそのまま参加できる。ゲーミングヘッドセットのように過度な装飾が施されていないので、ビジネスカジュアルとして通用するのも嬉しい。

昼『ちょっとした散歩のお供に。PC/スマホの同時接続で、スマートに使いこなせる』

正午を周り、休憩を取ることに。接続先をスマートフォンからタブレットに切り替えて、YouTubeで動画鑑賞。本機は低遅延モードを備えており、音ズレがまるで気にならない。ゲーム配信などを見ていても、銃声とノズルフラッシュのタイミングに違和感がないので、変なところでストレスを感じることなくエンタメを楽しむことができる。

また開放型ヘッドホンを電車で使うのは難しいが、近所の散歩などでは音漏れもそれほど気にせずとも大丈夫。むしろ、外音がほどよく聴こえるため、安全性の面では優位性がある。スムーズにスマートフォンから音楽を再生して、気晴らしに出かけられる。

ここで便利だと感じるのがマルチポイント対応だ。こんな経験はないだろうか? 外出した際にスマートフォンだけでなくPCやタブレットも持ち歩いていると、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンがペアリングしたとアナウンスしているのに、スマートフォン側では接続されていない、ということ。これは最後にペアリングしたデバイスに優先して再接続されるため、スマートフォンではなく、スリープ状態のPCなどにつながってしまうことで起きる。

2台のデバイスへの同時接続が可能なマルチポイント機能にも対応しており、PCやスマホ、タブレットとさまざまなデバイスをスムーズに切り替えて使用できる

PCを取り出して接続を切るのは面倒だし、そのまま諦めることもよくある。しかしマルチポイント対応のATH-HL7BTであれば、2台同時接続が可能なため、ペアリングをし直す手間も不要で、すぐに再生できる。逆にスマートフォンで音楽を聞いていたが、急なウェブ会議に参加するためにPCと接続しないといけない、といった場面でもマルチポイント対応のメリットが実感できる。

夜『ロングライフバッテリーと軽量設計で、丸一日ずっと快適に過ごせる』

仕事を終えたら、後はそのまま自由時間。軽く食事を済ませたら、最近取り組んでいる「一日一本の映画鑑賞」を行う。ここまでATH-HL7BTを充電せずに使い続けてきたが、まだ2時間弱の映画にも付き合ってくれる。

夜は映画鑑賞。ATH-HL7BTの自然な聴き心地と快適な装着感、そしてロングバッテリーのおかげで、朝から夜までずっと活躍してくれる

単体での連続再生時間が約20時間もあるのが、完全ワイヤレスイヤホンとはまた違ったメリットだ。約220gの軽量設計で着けっぱなしでも負担が少ないため、「ヘッドホンは首が疲れそう」という不安とも無縁だ。

あとは就寝するだけ。もう横になったのに、充電し忘れていることに気がついた。とはいえ一日使ってもまだバッテリーには余裕があるし、約10分の充電で約150分間の再生が行えるため、次の日の朝、顔を洗っている間にでも充電すればいい。

ATH-HL7BTはその性能から、あまりカッチリしない生活にも寄り添ってくれる、気負いせず使えるモデルだと言える。また朝から、フル活用していきたい。

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