公開日 2014/02/19 12:00

【注目Bluetoothスピーカー一斉レビュー】Beats by Dr.Dre:beats pill

2014年2月特集
>>2014年2月特集:注目Bluetoothスピーカー一斉試聴レビュー一覧はこちら

<MODEL 9>

ポータブル性とサウンドクオリティの両立ぶりは見事

Beats by Dr.Dre
beats pill
¥OPEN(予想実売価格21,800円前後)
>>製品データベース
2013年5月23日 発売

NFC aptX AAC 防水/防滴 バッテリーの持ち時間 カラー その他特徴
最大約7時間
ブラック/レッド/ホワイト、ピンク(直販限定)
独自開発スピーカー&こだわり素材を使用


細部までこだわったデザインもかっこいい

イヤホン&ヘッドホンの世界に「ファッショナブルさとサウンドクオリティのどちらも妥協しない!」という路線を確立させた、その立役者がBeats by Dr.Dreだ。そのブランドから登場のBluetoothスピーカーの小型モデルがこちらとなる。


3.5mm入力/出力端子を1系統ずつ、充電用microUSB端子、ペアリングボタンなどを備える

本体底面の滑り止め用ゴムには製品名が刻まれている
サイズ感としては、ペットボトルよりもずっと細身でスティック型という印象。鞄の隙間にすっと収まりそうだ。設置するとドライバーユニットはやや上向きになり、リスナーの耳に正対するように調整されている。


電源を入れると、正面のロゴが光るしくみだ
カラーバリエーションは豊富。基本ラインナップはレッド、ブラック、ホワイトと同ブランドとしてのスタンダードなところだが、オンライン直販ではニッキー・ミナージュのシグネチャーモデルである落ち着いたピンクも用意されているようだ。また製品には充電用USBケーブルとアナログ接続ケーブルが付属するのだが、それが同社のヘッドホンやイヤホンでおなじみのあの鮮やかなレッドケーブル。しかも端子カバー部分の形状や仕上げまでかっこよい。こだわりを感じさせる部分だ。

音質に関わる面では、このジャンルの製品では採用例の多い低音補強技術、パッシブラジエーターは搭載していない。しかしメインドライバーを左右各2基の合計4基搭載。それを中心に同社の基準で音質チューニングを施し、音の完成度を上げている。

音質面での強みは、まずはこの細身さにして最大音量がでかい!もちろんこのサイズのスピーカーにしてはということだが、人の迷惑にならない屋外で大人数でガンガン聴きたい!という用途にも、ある程度は対応してくれるだろう。音調はシャープでソリッド。同社ヘッドホンだと「mixr」に近い印象だ。

低音の量感はさすがに足りないが、代わりに例えばドラムスの引き締まった硬質な抜けっぷりなどが秀逸。それらによってリズムのスピード感が際立ち、量感ではなくスピード感によって迫力も十分に確保。シンバル類も実にシャープに気持ちよくシュパッとキレている。女性ボーカルのシャープな成分も強めには出すが、気に障るような出し方ではない。

ポータブル性とサウンドクオリティの両立ぶりが特に見事なモデルだ。

Beats by Dr.Dre beats pill

【SPEC】●使用ユニット:独自開発ドライバー×4 ●Bluetoothバージョン:ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP ●連続再生時間;約7時間 ●オーディオ入力:Bluetooth×1、3.5mmステレオミニ入力×1 ●質量:約297g


▼その他のレビューはこちら
JABRA SOLEMATE Mini
JBL JBL FLIP2
SCOSCHE boomBOTTLE
MAXELL MXSP-WP2000
SONY SRS-BTS50
TDK Life on Record A33
ULTIMATE EARS UE BOOM
JAWBONE MINI JAMBOX
Beats by Dr.Dre beats pill
PANASONIC SC-NA10
BOSE SoundLink Bluetooth speaker III

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオ銘機賞「ベストバリュー大賞」受賞! DALIの技術と美学を凝縮した「KUPID」の実力に迫る
2 “スイング式”インシュレーターに薄型モデルが登場!セレニティ 静寂-Shijima-の「SWI-10」使いこなしレポート
3 トップクラスのながら聴きイヤホンにさらなる機能性がプラス!Shokz「OpenFit 2+」レビュー
4 <ポタフェス>SHANLING、水月雨監修のポータブルCDプレーヤー「Crossover」世界初公開/ONIX、超小型DAC「Tocata XM2」初展示
5 <ポタフェス>見た目も音もこだわった、HiBy Digitalの「初音ミク」コラボアイテム展示/FAudio「Major」に後継機か
6 大好きな車とバイクを眺める6畳空間に、4K/100型のホームシアターを実現
7 SHANLING、サブミニチュア真空管をデュアル搭載したポータブルDAC/アンプ「UA7」
8 Oriolus、落ち着いた音色と現代的な機能性を両立したBluetoothアンプ「1795MKII」
9 ピクセラ、テレビを見るとポイントが貯まるワイヤレスチューナー「ポイテレ」
10 <ポタフェス>オーディオテクニカ、フラグシップ機「ATH-ADX7000」「ATH-TWX9M2」を堪能
12/15 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX