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2014年2月特集

【注目Bluetoothスピーカー一斉レビュー】SONY:SRS-BTS50

2014/02/19 高橋 敦
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>>2014年2月特集:注目Bluetoothスピーカー一斉試聴レビュー一覧はこちら


<MODEL 5>
ルックス、機能、サウンド、コストパフォーマンスを兼ね備えたモデル

SONY
SRS-BTS50
¥OPEN(予想実売価格15,000円前後)
>>製品データベース
2013年10月19日発売

NFC aptX AAC 防水/防滴 バッテリーの持ち時間 カラー その他特徴
防滴(IPX2相当)
最大約10時間
ブラック/ホワイト/ピンク/ブルー/レッド
音の広がりが楽しめる「サラウンドモード」/Bluetoothレシーバーとしての使用も可能


バランスが良くオススメしやすいモデル。
音の広がりを楽しめる「サラウンドモード」もユニーク


ソニーはポータブルモデルだけでもBluetoothスピーカーを現在7モデルをラインナップ。その中でもこのモデルは様々な要素をバランスよく兼ね備えるモデルだ。

サイズ感としてはペットボトルの飲み口部分を切り取った程度。そしてまずは目を引くその外観だが、防滴仕様でありながらファブリック素材をフィーチャー。ピコんとはねているSONYタグも洋服やバッグのようで面白い。カラーバリエーションも豊かで、ファブリックの質感と合わせて北欧の家具のような落ち着きもあるビビッドさを演出。起動時のサウンドも何かおしゃれだ。

本体側面に電源ボタンを用意

底面にはペアリングボタンなどを備える


3.5mmステレオミニ入力/出力を1系統ずつ用意する

NFCにも対応
筐体は六角柱の形で、ドライバーは斜め上または真上を向くように調整されている。真上に向けて設置すると「サラウンドモード」が起動。音の広がりを強調したオープンなサウンドを楽しむことができる。正面に座ってじっくり音楽を聴くときはノーマルモード、生活や仕事にBGM的なものがほしいときは適当な場所に置いてサラウンドモードといったような使い分けができそうだ。なおこのモデルも低音はメインドライバーに共振するパッシブラジエーターで補強。


加速度センサーを利用し、ドライバーを真上に向けるよう配置すると、音の広がりを楽しめる「サラウンドモード」に自動で切り替わる
音の持ち味は、ほどよく中低音に寄せつつのバランスの良さと実に落ち着いた高音。ロックにせよエレクトロにせよ荒っぽさの表現は少し苦手だが、例えば女性ボーカルを中心にした曲でポップスとのマッチングは見事。

低音は、派手な重低音ではないが、太さや厚みの表現が適当でしっかりとした存在感。音の感触としてはソフト傾向で、音楽を柔軟に支える土台を作ってくれる。

高音は粗さ荒さを出さず、細やかな粒子感とほどよい湿度感が心地よい。シンバルにせよ女性ボーカルにせよ、ほぐれていて穏やかな音色だ。それでいて例えばハイハットシンバルにはピシッとした芯もあって、細かなリズムも堅実に伝えてきてくれる。

サラウンドモードにすると、低音は少し薄まるが、広がりは明快に拡大。妙な使い方かもしれないが、ノートパソコンのディスプレイの裏側に置くとバランスの良い音がした。

ルックス、機能、サウンド、コストパフォーマンスを兼ね備えて、おすすめしやすいモデルだ。

SONY SRS-BTS50

【SPEC】●使用ユニット:39mmフルレンジドライバー×2、パッシブラジエーター ●Bluetoothバージョン:ver.3.0 ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP/SPP ●オーディオ入力:Bluetooth×1、3.5mmステレオミニ入力×1 ●最大出力:2.5W×2 ●周波数特性:20Hz〜20kHz(A2DP時) ●外形寸法:175W×70H×65Dmm ●質量:約400g


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