公開日 2012/11/01 10:32

ヤマハ調音パネル「ACP-2N」で、Phile-web読者の自宅を音響改善!〜第二弾・8畳和室客間〜

【特別企画】「ACP-2N」で調音を極める!
記事構成:ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ヤマハの最新調音パネル「ACP-2N」をファイル・ウェブ読者の自宅へ持ち込み、ヤマハの開発担当者とともに調音効果を検証する特別企画! 今回ACP-2Nを体験するモニターは、8畳の和室にオーディオ・シアタールームを構築している小幡寛さんだ。

小幡さんのオーディオ・シアタールーム

普段はピアノトリオや女性ボーカルモノなどのジャズ、R&Bなどの音楽を好んで聴いているという小幡さん。自宅は戸建てで、その中の一室である8畳の和室にオーディオ・シアタールームを構築している。庭に通じる障子扉の前にスクリーンとフロントスピーカー、センタースピーカーを置き、リスニング位置の後方にある押し入れの中にプロジェクターやプレーヤー、アンプなどの機器を設置している。

小幡寛さん

リスニング位置の後方にある押し入れの中にプロジェクターやプレーヤー、アンプなどの機器を設置している

現在の部屋の音質傾向としては、低音がブーミーに響きすぎていることが気になっているという。しかし、主に調音効果が不明であること・調音装置が高価であることなどから、ほとんど調音対策をしていないとのことだ。そこに「ACP-2N」を設置するとどんな風に聴こえ方が変わるのか、また「畳敷きの和室」という環境でどんな調音効果が生まれるのかに期待が掛かる。


【モニター情報】
・小幡 寛さん(45歳)
・住居形態:戸建て
・オーディオルーム環境:和室8畳/客間としても使用
・使用機器の構成:
 スピーカー:フォステクス「GX250」
 サブウーファー:ヤマハ「YST-SW1500」
 アンプ:アキュフェーズ「E-460」
 AVアンプ:デノン「AVC3808」
 DVDプレーヤー:パイオニア「AX5-AVi」
 ネットワークオーディオプレーヤー:マランツ「NA7004」
 プロジェクター:ソニー「VPL-VW10HT」
 BDプレーヤー:パナソニック「DMR-BW930」



スピーカーのグレードは上がったのに、なぜか音は悪くなってしまった

小幡さんは、上述の通り調音対策はほとんどしていないものの、オーディオを楽しむ際には、リスニング位置の後方にある襖の位置を中央にずらしたりして工夫をしているという。しかし「スピーカーの下に台を設置し、左右の壁とスピーカーの距離を何となく離してみたり、角度を変えてみたりもしたのですが、どういう状態にしたら良くなるのかわからない状態のままです」と、現状に満足がいっていない様子だ。

リスニング時は、背後の押し入れの扉を真ん中にずらしている

現在のシステム構成になったのは、今年の4月からだという。小幡さんは「フォステクスのGX250を導入しました。スピーカーのグレードを以前より上げたはずなのに、なぜか音は前の方が良かったように思うのが正直なところなのです」と語った。

小幡さんが導入したフォステクス「GX250」

具体的にどういったところが良くないと感じるかを訊ねると、「低域がよく出るようになり、前より迫力が増しました。しかしむしろブーミーな印象になって、アコースティックな音楽をかけると聴こえ方が悪くなってしまいました」と悩みを明かした。そして「スピーカーのグレードと部屋が合っていないのかな、とぼんやり考えていたのですが…」とコメントした。

まずは、ACP-2Nを設置せずに、これまで通りの状態で音楽を聴いてみることにする。小幡さんは女性ボーカルものを再生しながら「ボーカルの定位が定まらないのも気になっています」と語った。「ACP-2N」の開発者であるヤマハの本地由和氏は、小幡さんの話を聞いて頷きながら、部屋の響き方を確かめていく。

まずはいつも通りの状態で音楽を聴いてみる

本地氏は部屋の響き方を確かめていく

一通りの再生を終えたあと、「では最初に、パネルを2枚使ってみましょう」という本地氏の提案にならい、まずはACP-2Nを左右スピーカーの背後に1枚ずつ設置してみることにした。

スピーカーの背後に1枚ずつACP-2Nを設置する

本地氏はまず、これまで壁際にほとんどぴったり寄せられていた状態のスピーカーの設置位置を、10cmほど前にずらした。これについて本地氏は「再生時の音量を上げれば上げるほど低音の“モヤッ”とした感じが出てくると思いますが、実はスピーカーの位置が壁に近いほど、この低域の特性が出やすくなるのです。パネル設置スペースの確保と、ブーミーさを低減するためにスピーカーをずらしました」と説明した。ACP-2Nは脚を外し、背面の壁に立てかける形で設置した。

背後の壁に立てかけるかたちで簡単に設置完了

脚は取り外して、壁に立てかけた

この状態で改めて音楽を再生してみる。次の瞬間、小幡さんの表情が変わった。

次ページ「変わりましたね!」 − 一発目の音からはっきりと変化した低音

1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 現代ハイエンドオーディオの最前線を体験。土方久明氏の講演も大盛況、「サウンドピット創業祭2026」レポート
2 パナソニック、2種類のノイズを一括低減するハイブリッド車用のANC技術を開発。日産・新型エルグランドに初採用
3 ゼンハイザーのプロ向けヘッドホン「HD 480 PRO」の開発背景を訊く。「どこでも正確な判断ができるツールを目指す」
4 連載:世界のオーディオブランドを知る(10)総合音響メーカー「ヤマハ」の歴史を紐解く
5 「Anker Store 中部国際空港 セントレア」が国際線保安検査場近くに9/4オープン。国内空港内では2店舗目
6 フジフイルム、レンズ交換式4Kプロジェクター「ZUH12000」を8/6に発売。最大輝度12000ルーメンを実現
7 Goldmund、最大590W出力のAB級モノラルパワーアンプ「TELOS 2800」。ペア3520万円
8 final、イヤホン/ヘッドホンやイヤーピースなど値上げ。9/4より
9 評論家・長岡鉄男の功績を凝縮した書籍『長岡鉄男の仕事 伝説のオーディオ評論家 その生涯とマスターピース』
10 Bluetoothスピーカーにもなるギターアンプやヘッドホンも。「Positive Grid」製品体験イベント、8/4-8/16に御茶ノ水で開催
8/5 10:52 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix