公開日 2008/12/15 10:00

よりハイグレードなレーベル面印刷が楽しめる − TDK Life on Recordブランド“写真画質DVD-R”の秘密

耐水性・速乾性をさらに高めて登場

■2008年のモデルでは耐水性&速乾性で使いやすさをさらにアップ

2008年の“写真画質DVD-R”では、従来から採用されている技術はもちろんのこと、これまでにない新たな技術として「耐水性」と「速乾性」のさらなる向上に取り組んだ。

インク受理層には、耐水性に優れた組成を採用。レーベル面に水分が付着した際にもインク落ちやにじみの発生を抑えている


インクの乾燥速度も一般品に対して約3倍アップ。印刷部分を指でこすった場合のインク落ちに対しても耐性が高まっている
耐水性能の第一の基準は、例えば濡れた手や汗の付いた手でレーベル面に触れてしまった際などにも印刷内容が汚れたり、消えてしまわないような使い勝手の向上にある。新“写真画質DVD-R”ではインクジェットプリンタでレーベル面に印刷したディスクを、敢えて水に浸けて耐水性を比較する独自の実験を行い、通常のディスクと比較して「約45倍」もの“にじみ”に対する耐久性を実現しているという。同時に、大量にディスクを印刷してスタック(重ね置き)する際にも求められる、インクの「速乾性」確保も解決することで、一般のインクジェットプリンタ対応DVD-Rや従来の“写真画質DVD-R”と比較しても、「約3倍」速い1分程度という速乾性も確保し、使い勝手を大きく向上したディスクを商品化した。

ユーザーの側で“写真画質DVD-R”を活用するための環境も整っている。現在発売されている家庭用インクジェットプリンタの大半はディスクのレーベル面印刷機能を搭載しており、付属のPCソフトでレーベル面印刷のレイアウトも簡単に、手持ちの環境だけですぐに楽しめる。実際にプリントした“写真画質DVD-R”は、一見すると市販のDVD-ROMのピクチャーレーベルと見間違えるほどの高画質で、光沢感のある美しいレーベル印刷と文字通り写真のような鮮やかな色のりは申し分ない出来映えだ。


左が一般のインクジェットプリンタ対応DVD-R、右が最新の“写真画質DVD-R”。美しい光沢感と鮮やかな色のりを持った高品位な仕上がりが楽しめる
例えば録画用途であればDVDレコーダーで録画した映画をDVDにダビングしてアーカイブする際に、同時に関連する画像をインターネットからダウンロードすれば、あたかも市販されているDVDのピクチャーレーベルのように、満足感の高いオリジナルのライブラリが美しく仕上げられる。またビデオカメラで取り込んだプライベートムービーから印象的なショットをキャプチャして、レーベル面に写真画質で印刷すれば、友人へのプレゼントにも最適だ。PCデータ用に用いる際も、高解像度化の進むデジタル一眼レフカメラの映像を大容量のDVDにバックアップし、同時にレーベル面にサムネイルをプリントすれば見た目にも美しく、データ整理も容易になる。

■年末年始の様々な録画ニーズに応えるTDK Life on Recordブランドのラインナップ

2008年秋のTDK Life on Recordブランドのラインナップでは、“写真画質DVD-R”シリーズとして、5mmスリムケース入りの10枚パック、スピンドルケース入りの50枚パックに、それぞれ録画用・データ用の品揃えを用意し、ユーザーの幅広い用途をサポートしている。今年の冬はハイビジョン番組をAVC記録を使って、DVDディスクに高画質なまま、長時間録画できるレコーダーがラインナップを充実させてきただけに、今後もDVDディスクを使う機会がますます増えてきそうだ。


“写真画質DVD-R”の素のレーベル面。通常のホワイトディスクとしても洗練されたシンプルなデザインを採用し、用途の幅を広げている

収納性も高い「きちんと上手のDVD-R(DR120DMC20BFN+T)」
さらに今冬にTDK Life on Recordブランドの新製品には、落としても割れにくい収納BOXに、不織布入りのカラフルな5色のカラー・リングディスクをパッケージした、CPRMに対応する「きちんと上手のDVD-R(DR120DMC20BFN+T)」(製品情報)もイメーション(株)より発売された。このシリーズでは、一般的なディスクケース20枚分(220mm)の約1/4というスペース効率を実現している点も、多くのディスクを活用する録画ファンには心強く感じるポイントだ。20枚のディスクについても、不織布のディスクケースにタイトルバーを付けたことにより、収納BOXに入ったままでも検索がスムーズに行えるよう配慮されている。

これから年末年始にかけて、レコーダーに録画した番組のアーカイブにぴったりなTDK Life on RecordブランドのDVDディスクに期待したい。

(レビュー/折原一也)

執筆者プロフィール
埼玉県出身。コンピューター系出版社編集職を経た後、フリーライターとして雑誌・ムック等に寄稿し、現在はデジタル家電をはじめとするAVに活動フィールドを移す。PCテクノロジーをベースとしたデジタル機器に精通し、AV/PCを問わず実用性を追求しながら両者を使い分ける実践派。

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