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FiR Audio、44万円の限定生産フラグシップイヤホン「Project K」。新開発DD+独自オープン4BAハイブリッドドライバー搭載
アユートは、同社取り扱いブランドのFiR Audio(ファーオーディオ)より、独自ドライバーを搭載した限定生産のフラグシップ有線イヤホン「Project K」を12月26日(金)に発売する。価格は440,000円(税込)。
今年11月に開催された「秋のヘッドフォン祭 2025」で参考展示されていたモデルの正式な発売日が決まった格好だ。
Project Kは、新開発の9mmダイナミックドライバー1基とBAドライバー4基の、計5基のドライバーを搭載するハイブリッド型イヤホン。低域用のダイナミックドライバーは、ブランド独自のKinetic Bass(キネティックベース)技術を採用している。
Kinetic Bass技術では、シェル外側に向けてドライバーを配置。空気伝導に加えて、シェルの共振を利用して低周波を直接耳介軟骨に伝える、疑似的な骨伝導を併用している。これにより立体感のある低音表現を実現するいう。
BAドライバーは中域用2基、中高音域用1基、高音域用1期という構成。いずれも、独自技術を用いた「オープンBA ドライバー」で、サウンドチューブ伝送方式を採用する従来型BA の歪みを低減させているとのこと。
さらに、高音域用BAドライバーは、ドライバーから発生する音を反射して前方へ導くサウンドリフレクター付きのものを搭載している。
また、オープンドライバー、サウンドリアクター、サウンドリフレクターの3つの主要部分で構成される独自技術「Open Acoustics System(オープンアコースティックシステム)」も搭載。これによって滑らかで開放感のある優れた高周波拡張を実現したという。
そのほか、耳の疲労を軽減しサウンドステージを広げるという独自技術「ATOM ベンティングシステム」も採用。密閉された耳道内の不要な空気圧を排出することで鼓膜がリラックスした状態を保ち、耳の疲労を感じることなく、音場の向上と、より自然な聴こえ方を実現するとのこと。ATOM XS互換モジュールにより、交換にも対応する。
再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、インピーダンスは15Ω。接続端子は2pin 0.78mm(フラット)を採用する。付属ケーブルは銀メッキ銅の4芯同軸構造で、プラグは4.4mmバランス(ストレート)。導体は、内部24×0.06の銀メッキ銅、シールドに80×0.06の銀メッキ銅。金具部はニッケルメッキとした。ケーブル長は約120cm。
ハウジングはチタン製シェルをベースに、フェイスプレートにサファイアガラスを用いたBlue Copperを採用。シェルには黒鉛(グラファイト)象嵌を施し、耐久性と意匠性の両立を図ったという。
付属品は、シリコンイヤーピース(S/M/L各3ペア)、フォームイヤーピース(S/M/L各3ペア)、クリーニングツール、プレミアムホワイトレザーのキャリングケース。メーカー保証は本体1年、ケーブル・付属品は90日としている。


































