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フォステクス、史上最大の平面振動板RPドライバー採用フラグシップヘッドホン「TH1000RPmk2」「TH1100RPmk2」
FOSTEX(フォステクス)は、独自の全面駆動型平面振動板RPドライバーを搭載したフラグシップヘッドホンとして、密閉モデル「TH1000RPmk2」並びに開放型モデル「TH1100RPmk2」を10月上旬に発売する。
ともにオープン価格だが、直販サイトでの価格はTH1000RPmk2が税込352,000円で、TH1100RPmk2が税込418,000円。予約販売を開始している。
同社では、、平面振動板の全面を規則正しい位相で動かすRPテクノロジーを用いたドライバーを独自に開発して1974年より改良を重ねてきた。今回の「TH1000RPmk2」「TH1100RPmk2」 では、RPドライバー史上で最も大型の振動板を採用している。
そして、ドライバー内部の空気のダンピングコントロールを中心に、制動材や新イヤーパッドによる流量調整で振動板の動きをさらに最適化。
これにより、特に低域における理想的な状態での振動板振幅を実現したと同社は説明。重低音域から高音域までのクリアな音像を忠実に表現して、定位感にも優れるとアピールしている。
イヤーパッドは、顔に当たる面を傾斜させた新形状を採用。内部の低反発ウレタンは2層構造で、顔の形状にフィットするよう柔らかいタイプを表側に、高弾力タイプを内側に配置した。
さらに、耐久性を高めたシルクプロテイン製合皮も採用。これにより、長時間にわたるリスニングでも快適なかけ心地を実現したという。
ハウジングの素材には、ギターでよく使われるハードメイプルの無垢材を使用。この木材を、植物の藍のみで作られた「本藍」による染色で染め上げた。
熟練の職人により丁寧に染め上げることで、ハードメイプルならではの木目が美しく現れる深い藍色に仕上がったとしている。
ハードメイプルは硬質で比重が重いため、音に余計な色付けをしない特性を持つとのこと。これによって、しっかりとした深みのある低音域やクリアで伸びやかな高音域を楽しめると同社は説明している。
開放型のTH1100RPmk2は、ハウジング開口部にアルミニウム製エッチングパーツを二重に配置し、開口率と各内部パーツを綿密に微調整を施した。オープン型RPのプレミアムに相応しい解像度が高く聴き疲れしにくい自然な音場を再現したとのこと。
左右のハウジングには2極3.5mmコネクタを備え、リケーブルの対応性を向上させたとしている。OFC導体の専用ケーブルを付属するほか、別売のオプション品として4.4mm 5極バランスケーブル「ET-TH4.4BL2Y」も用意する。
再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、感度はTH1000RPmk2が100dB/mW/TH1100RPmk2が96dB/mW、最大入力は3,000mW、インピーダンスは32Ω。本体質量は約420g(ケーブル含まず)。付属品として2 mの3.5mm(2極)ミニプラグ(L/R)- 6.3 mm金メッキステレオプラグとレザー調ポーチが付属する。































